バックパッカーさんとか、冒険家と言われるフリーランス・ライターさんの写真ってどこか心を動かされるものがあります。
有名な方は文章が面白いか、写真が興味深い。自然に接するうちに感性が養われたのか？文章＆写真がイイから有名になったのか？判りませんが、自身で撮られてるので非常に臨場感があり、やはりその分野で秀でた方の目線は本物感があります。
（同級生の-笑-）ホーボー潤さん、星野道夫さん、植村直己さん、加藤則芳さん、白石康次郎さん、石川直紀さん・・・登山家の方でも素晴らしい写真を撮られる方がいっぱいいます。その行動、被写体や撮る風景が非日常的というのも興味をそそる一因ではありますが・・・

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恐らくココを見て頂いてるワンコとアウトドアを楽しむ方ならシェルパ斉藤氏という、やはりアウトドアのフリーランス・ライターの方をご存知の方も多いでしょう。
愛犬と一緒に山登りをしたり、バックパックトレイルをしたりと、ワン飼いの私には興味深く、アウトドア雑誌での連載コラムや著書も何冊か読みました。
ですが不肖にも私、この方も写真を撮ってる方だとは思っていませんでした。
というのもこの方の記事にはいつも本人が写っているので（しかもうんと遠くに居たりして）、同行してるカメラマンが居るのだと思いこんでいて、ちょっとタレント的だな？ソロといってもカメラマン（あるいはディレクターなども）と一緒じゃ本物っぽくないなー。なんて失礼ながら思っておりました。

ところが今月号のBe-PALを見て驚嘆！なんとそれらの写真のほとんどはご自身で撮られているのだそうな。その写真の見事さもそうですが。って事はやはり独りで歩いてるんだ！スゴい人だ！と2倍の驚き、自分の謬見に恥ずかしいかぎりです。

今発売されている「日本の山をバックパッキング」の山行中の写真も全てご自身によるものらしく（しかもコンデジで）ビックリ！そのセルフ撮りテクニックとセンスに脱帽です。

でどうやって撮ってるのかが今月のBe-PALに載っておりましたが、目からウロコ。
私もよくソロで出かけて、こんな感じで撮りたいんだけど独りじゃ無理だな〜。なんて思っていた事が一挙に解決！いいこと知りました。
その方法とは・・・
使用カメラはRICOH CaplioGX8（本には8とは書いてませんが多分8）私も持ってるカメラです^^;
コレでインターバルタイマーとAEブラケティングを使う。というものです。
私はGX8にインターバルタイマーが付いてるのさえ知りませんでした。というかそんなのついてるGX8ってスゴくね？と思ったのですが最近のコンデジはけっこう付いてるようですね。coolpixS500にも装備されてました。
ちなみに一眼では、D2XやS5proは別売のMC36を使えば可能ですが、単体では無理。D80では出来ません。何故コンデジには装備されてるのかとても疑問です。（みなさん結構こうやって使ってるのでしょうか？）

インターバルタイマーとは、設定した間隔で自動的にシャッターを切るもの。例えば30秒と設定すると30秒ごとに勝手にシャッターが切れるという主に定点観察などに使われるものです。つまりこれを使えばセルフタイマーだとせいぜい20秒ほど、リモコンでも5mくらいの範囲で動かなければならないが、インターバルなら30秒ごとに写真が撮れるので、5分でも10分でもOKで遠くに行ったりポーズもいろいろ出来る。更にブラケティングで露出を変えて撮っておけば失敗も少ないというわけです。デジタルだから不必要なものは削除出来ますしね。
考えてみたらスゴく簡単な事なんですけど、今迄気がつきませんでした。
もちろんソロだけじゃなく、家族や仲間との集合写真の幅も広がりますね。

そんなに自分なんか写らなくてもいいじゃん！なんて思う方も居ると思いますが、それはそれでもっともです。ただ人などの対象物が入る事によって臨場感や親近感が増しますし、存在証明にもなります。テントやバイク、カヌーなどと同じですね。
つまり見る人に単にいい景色だなぁと思わせるだけでなく、私はココに行ったんだよ。
凄いでしょ、羨ましいでしょ。とアピール＆自慢出来るというわけです（笑）
しかもセルフでやれば道行く人に撮ってもらうより、思う存分自分を演じられるというメリットもあります（笑）
ただ出たがりのナルシストなだけ。という話しもありますが(^_^;;

余談ですが、今月号のBe-PALにはこの他数名のナチュラリスト＆自然派写真家のノウハウが載っていてなかなか興味深かったです。久しぶりに買っちゃっいましたv

う〜む。一人旅がしたくなりました。バロンとでもいいな。（アイリはヤンチャだからイヤ^^;）