Life with dog
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ワンコ撮り用レンズ!?

life with dog
Nikon D3 NIKKOR AF-S 50mmF1.4G
以前より発売を待ち望んでいたAF-Sの50mmF1.4。
だが発売され、いざ目前にしてちょっと迷っていた。
それは"50mm"という画角を撮るなら単焦点を含め9本もあるからだ(爆)
そんな競争率の高い焦点域で、勝ち抜ける要素はあるか?果たして使うシーンがあるのだろうか?
など一応自分自身を納得させる理由を考えていたところ・・・

先日、しーたPさんから借りてみて、肝要な"ワンコの為の理由付け"が閃いたので買ってみた。
その言い訳とは・・・
エンブレム
エンブレムがカッコいい。仕上げも○


zeiss
zeissはイイレンズなんだけど・・・


sigma
持ち歩く日はくるのか?


立つD3
正立するD3


D40と
D40ともグッドバランス

35mm(フルサイズ)では基本とも標準とも言われる50mmF1.4。
昨今ズームの性能は著しく向上しているが、やはり大きく仰々しいのでフットワークが悪い。F2.8よりさらに明るい開放知が欲しい。なんて向きには単焦点であり、その潔い感じもカッコいいので使いたい。
ということで3本の5014を所有しているが、ぢつはどれもちょっとづつ不満があってあまり使っていない(要は失敗しているってこと-爆-)
そんな経緯があり慎重だったのだが"NIKKOR AF-S 50mmF1.4G"はそれらの隙をクリアしている。しているような気がするのだ。

□Nikon Ai AF Nikkor 50mmF1.4D
□Carl Zeiss Planar T* 1.4/50ZF
□SIGMA 50mmF1.4EX DG HSM(これ買ってたんですけどインプレの機会を見計らってたら飽きちゃった-爆-)
を持っているが・・・

一番最初に手に入れた"Nikon Ai AF Nikkor 50mmF1.4D"。各方面の評価も高く素晴らしいレンズらしいが、私にはどうも合わないというか愛せないというか・・・開放でのピントが甘いようでどうも納得いかない。フルサイズで使うと開放での周辺光量落ちも気になる。と、このポジショニングのレンズとしては開放で使えないのは意味がない。
巧く使ってらっしゃる方も沢山いるので、技術不足か?個体差なのかな?なんて疑いだし、ほとんど使っていない。
小さくて軽いのでD40に装着出来れば面白いのだがAF-Sレンズではないので不可なのも難。

"Carl Zeiss Planar T* 1.4/50ZF"は外観・描写とも文句無しだが、いかんせんAFが使えない。機種によってはAEも使えない。モノや風景を撮るのには問題はないのだが、浅い被写界深度で動きの早いワンコを撮るには技術が伴わなくて。。。当然ファインダーを覗ける体勢で使わなければならないのでアングルも限られる。

上記の二つの不満点が補えるのでは?なんて思って買った"SIGMA 50mmF1.4EX DG HSM"。
間違いの無い造り描写でなかなか良いレンズだとは思うが、解像感、コントラス供ちょっと硬過ぎるような感じがする上、レンズ設計が比較的楽なはずの50mm単焦点にして"デカイ"&"重い"が致命的。まさに大口径って感じでカッコは凄く気に入ってるけど、大きさ的に85mmF1.4と被るので持ち出す機会が少ない。
それとやはりサードパーティのレンズは何となく所有欲満足度に欠け愛着が湧かない。
やはりテントとタープは同じメーカーで揃えたいのだ(爆)

ということで「AF-Sレンズ」「小型軽量」「秀逸な描写」「Nikon純正」ということで"NIKKOR AF-S 50mmF1.4G"なのである。



購入後3週間程経つが、印象は(まだ)イイ。
AF-Sなのにフォーカスが遅いとの公評は確かに納得。特に超早のAF-S24-70F2.8G等を使っていると、最短〜∞間といった大きな変動は遅くて驚く。従来のAi AF Nikkor 50mmF1.4Dより遅いのでは?と思ってしまうほどである。
だが、例えばワンコのポートレートのような時に、目と鼻といった微細な距離はかなり早く移行する。しかも正確にピタッと決まる。
激しい動きのワンコを追うには物足りないけど、このレンズを使う局面としては充分な性能だと思う。(早いに超したことはないが)
そしてAF-Cなど連続して焦点を合わせ続ける際もAF-Sはストレス無く、つねにカタカタと安っぽい音がして果たしてピンが来てるのか?なんて不安はなく、無音でリニアに被写体を追いかける感じが気持ちいい。

勿論開放からシャープ。シグマのフィルター径77φに対し、58φは、デジタルで使うのに周辺光量は大丈夫なのか?といった不安があったが、実際には皆無で逆にシグマは何であんなに大きくなっちゃったのだろう?と感じてしまうほど。絞りは被写界深度を変える為だけに使え、ボケも綺麗でキレのある描写が楽しめる。

そして小型軽量である事。従来型には及ばないがFXフォーマットで使えるAF-Sレンズとしては最小・最軽量というのは最大の魅力。装着した状態でも単体でも「とりあえず鞄に入れとくか」という気になり活用の場が広がるのだ。
D3に装着して立つのも嬉しい(笑)(FX可AF-Sで唯一か?)
重いD3が軽く感じてしまうほどのフィット感でフットワークが良くなる。俗に言う"お散歩レンズ"として重宝しそうなのである(カメラ持ってお散歩なんかしないけど)

さらに小さなD40との組み合わせは、本体+レンズで800gを切るライトな75mmF1.4という楽しい一眼デジタルが実現。sigma30mmF1.4では1/10.4倍という倍率がワンコ撮りに少し不満があったが、画角は違うが1/6.8倍となり、顔のアップも楽しめる。
以前少し触れたけど、D40/D60といった焦点駆動を持たないボディで手軽にボケが楽しめる唯一のレンズ。なのだが・・・

APS-C比較
APS-Cだとボケのオイシい部分がスポイルされちゃって・・・
このレンズを使う向きにはついついD3で撮っちゃうのです^^;; (フルサイズ喚起記事だったのか?-爆-)
でも+D40でも軽快でかなり面白いです。キットレンズには無い一眼の醍醐味が味わえます。



ちょっと使ってみました。全てwith D3のものです。


アイリ
f1.8




バロン
f1.8




バロン
f2.0




アイリ
f1.4




バロン
f1.4




アイリ
f2.0




バロン
f3.2




バロン
f2




バロン
f1.4


でもAF-S 24-70F2.8G持ってたらあんまり使わないかもです(爆)
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2009.01.13 Tue 23:50:: - :: -