Life with dog
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composite photography

自宅からの星景
Nikon D3 AF-S14-24mmF2.8G
以前から気になったいた星の軌跡のコンポジット撮影。
柱さんのエントリーで目覚めさっそくお試し。
ほぼpx等倍
ほぼpx等倍の画像です。
コンポジットとはその名のごとくまさに複数の写真を合成すること。といっても"意想外の組み合わせをするコラージュ"とか"部分的な要素を切り貼りするモンタージュ"とは異なり、特に星景写真の場合、同アングルの複数の写真を重ね合わせて一枚の写真にする手法である。
ランダムに発生するデジカメのノイズは、重ねれば重ねる程平均化され目立たなくなるという原理を応用し、同時に長時間露光に弱いデジカメの特性を補うというもの。ノイズの少ない滑らかな軌跡が得られ、露光時間も大幅に延長する事が可能になる。


以前のニコンデジイチボディは映像素子の性能が悪く15分を超えるような露光では、映像素子焼は酷いしノイズは膨大。よって星の軌跡等を撮るにも限界があってこの手法は注目していたのだが・・・
当時は設定の難しさから星野写真は全てRAW現像処理。ただでさえ手間なのに、それを数十〜数百という数を現像し、さらにコンポジットするなんてとてもじゃないけどやってられないと諦めた。
もともとコツコツやるのは向かないし、じっくり撮るより数撃ちゃ当たる方式だし、昼間の写真もただでさえ膨大(自爆)その上、夜写真はコンポジットではレポ作るのも大変スギだからだ。

という事で1カットRAW現像で凌いでいたのだが、やはり限界を感じコンポジット撮影に挑戦してみようか・・・と思っている時にD3の発売である。
D3は期待以上の耐高感度映像素子を搭載、同時にF値の明るいレンズも充実し、およそイメージ通りの星景写真が撮れる様になった。D2Xでは考えられなかったISO6400を可能にする世界。長時間露光だって30分位は問題なく(私的レベルで)処理できてコンポジット撮影の必要性を感じられなくなっていたのである。

がしかし最近あるコミュニティで気になっていた所に柱さんのエントリーである。一番関心だったのは、光害の多いところでも楽しめちゃうという所。
じつは10秒×100枚コンポジットと1000秒の写真はノイズさえクリア出来れば同じだと考えていた。

ところが比較(明)でのコンポジットでは明るい所のみ累積されてゆくので相反則不軌が少なくなり単なる長時間露光とはちょっと違う映像になるようなのだ。簡単に言うと光のハレーションの影響が少なくなる。

なので例えば夜景の綺麗な上空にも星の軌跡が描けるし、光害の酷い都心部でも可能になる。条件が良ければ東京タワー&星の軌跡とかレインボーブリッジ&星の軌跡が可能になるのかも。なんて広がりまくるイマジネーション^^;

ということで居てもたっても居られず早速試してみました。複数枚重ね合わせる作業は依然伴うのですが、D3を使うことによって一枚一枚を比較的長く露光出来るのでその作業は少ないし、JPEGで決める能力もあるのでRAW現像の手間は無い。しかもJPEGなら画像サイズを選べるので軽いデータで作業できそうというのが、行動するきっかけになってます。

結果はチョー楽しい^^v 出来上がり画像は非日常的だし、複数枚で構成するので添景(テント行灯とか)の調整も出来る。今までは星との露光を合わせる為に頃合いをみてランタン消したりとか(汗)苦労したけど、この手法ならデスクトップ上で調整可能・・・いろいろな絵作りの可能性を秘めている感じがしました。寒いけどキャンプに行くのが楽しみになってきた(笑)

おえっ 通常撮影 コンポジット
photo how-to : Edit
2009.02.02 Mon 19:53:: - :: -