安近短な大冒険
PENTAX OptioW60
近所の秋が瀬から荒川を下り、約40km先の東京湾・葛西へ。帰りは電車、しかもほぼ定期券と身近で安上がりな冒険に行ってきました。
がしかし強風他に悩まされ目的地3km手前にして挫折〜撤退(涙)
達成感はなかったけれどいろいろ勉強になった漕行でした。
ファルトシーカヤック(エルズミア)を買おうと思った時、思い描いていたシーンがあった。
それは沖縄の小さな島々を転々とツーリングするバロン家。
どこまでも伸びやかな青い空、限りなく透明な青い海。
そして誰もいない純白の砂浜でバロン&アイリと戯れる。
そんなシーンを撮ってみたい(笑)
そしてwebを通じて自慢したい(爆)
上記サイトから無断拝借しておりますm(_ _)m
まぁ実現するには課題が山積み、スキルも全然足りないので今はまだ夢物語
一番の課題はエルズミアぢゃ家族で乗れないって事(爆)
それに向けゆっくりスキルアップが今後の課題なのです。
ということで今回はフィールドの幅を広げようと
折り畳めるファルトの機動力を活かした公共機関を利用してのツーリング。
地元・秋が瀬から葛西臨海公園まで漕ぎ、帰路は電車でというワンウェイの旅。
秋が瀬にある取水堰を最後に東京湾まで堰が無いのを知り、ずっと行ってみたかったこのルート。
いくつもの首都圏の交通動脈と交差し、日常とは違う目線で東京を見てみる
目的地は初体験の海。
そしてバックパッキングと身近だけど好奇心を駆り立てるワードがぎゅっと詰ってる!
だが40km以上と未知のロングラン。
漕ぎきれるのか?という不安があり、なかなか実行出来ずに居ましたが
先日の奥利根湖でなんとなくイメージ出来る距離になったし
無理なら途中でリタイヤしようと気ままなソロで行くことにしました。
この日の満潮は午前7:36。干潮は午後1:55。
つまり午前7:36をピークに以降午後2時くらいまではずっと下げ潮となり好条件。
荒川中〜下流とはいえ流れもあるだろう
40kmを平均5km/hで漕ぐとして約8時間。
朝6時に出発すれば楽々完遂出来るかな〜?流れに乗れればお昼頃着いちゃうんぢゃ?
なんて思ったのですが・・・甘かったです^^;
■荒川(秋が瀬橋〜荒川ロックゲート) 2009.6.27 天気:晴 気温:20℃〜29℃■
前晩に艇を用意しておき翌朝5時にママに秋が瀬へ送ってもらう。がしかしリサーチ不足でいきなり問題発生。エントリー地として考えていた志木市側の川岸に向かうゲートが閉まっていて車が入れない(>_<)アチャー
艇を組んじゃってるし持ち運ぶには難儀。他の場所を探そうとさいたま市側に行ってみるも、車は入れるが川岸は葦で覆われエントリー出来る場所が無い。仕方ないのでとりあえずいつもの秋が瀬でワンコ遊び(笑)
だがどうやら志木市側川岸の開門は8時30分の様子。それは遅過ぎ!事の成否に関わると必死で探したら抜け道がありました(笑)(何時でも入れたみたい)ということで予定時刻を1時間程遅れ秋が瀬橋をAM7:15に出発したのでした(この1時間が痛かった)。
艇を組んじゃってるし持ち運ぶには難儀。他の場所を探そうとさいたま市側に行ってみるも、車は入れるが川岸は葦で覆われエントリー出来る場所が無い。仕方ないのでとりあえずいつもの秋が瀬でワンコ遊び(笑)
だがどうやら志木市側川岸の開門は8時30分の様子。それは遅過ぎ!事の成否に関わると必死で探したら抜け道がありました(笑)(何時でも入れたみたい)ということで予定時刻を1時間程遅れ秋が瀬橋をAM7:15に出発したのでした(この1時間が痛かった)。
□startから10km。水はほぼ静水で彩湖のよう
秋が瀬橋から笹目橋を過ぎた5km程は、流れも無く朝凪で漕ぎやすいコンデション。川岸は葦や木々で覆われ地元を忘れるロケーション。
戸田橋以北はジェットスキー等の一般の動力船の進入不可でカヤックを楽しんでる方も多く、水もそこそこ綺麗で漕ぎ上がるのも容易そうなので、身近なカヌーフィールドとして良い所だと思いました。
□10kから20km。鼻歌まじりでパドリング。快調な頃
流れるプールを行くような。ほとんど漕がなくてもスイ〜スイ〜と進むイメージでしたが、スタート以来静水とあまり変わらずけっこう大変かも(汗)なんて思いだした10km過ぎ。何川?かの流れ込み合流後、流れが出て快適〜。GPSを見ると時速20km/hオーバー@@ こりゃあっという間に葛西に着いちゃうかも。なんて思いましたが、隅田川分流迄の数キロでした。
□20kから30km。23km地点で昼食。その後向かい風が
徐々に水がキチャなくなってくる。だが20kmを過ぎ川幅が広がってくると、水上バイクや水上スキーを楽しむ人が。私には絶対沈したくない水質です。。。だって○○やら××やらおよそ何でも落ちている、浮かんでいる。川岸には野営のプロの方もいっぱい。でも臭いはあまりありません。
川岸は全般に護岸だったり泥だったりで、最悪なんとか上陸出来ますが、スマートに上陸出来るところは少ないです。
千住新橋手前の緑地に寄れたのでランチ休憩。ここまでほぼ無風だったが向かい風が吹き始め、ちょっと辛くなってくる。
□30kから。キョーレツなオンショア。満潮。そして沈!
再スタート後、徐々に強くなってくる向かい風。水を掻くにはダブルパドルの場合、空気中ある方のブレードを前方に押し出すわけですが、風が強くてそれが辛い。
あまりに強い向かい風で32km地点にあるJR総武線橋付近の緑地にエスケイプ。昼食後2時間漕いでるけど10kmも進んでいない。
そろそろ干潮を迎えるし、リタイヤを本気で考えたがココからだと電車の便が悪いし、レポ的にもバツが悪い^^;と空気抵抗を軽減するためブレードの小さなパドルに替え頑張る事にする。
だが風はますます強くなる一方、行き交う動力船も多く波が高い。上げ潮も加わりGPSによると時速2km/hも出てなくてめげそうになる。
手を休めればたちまちマイナス速度。休めないのが辛い。
せめて岸に寄りたいがヘドロのような泥浜で上がれない。
つか上がりたくない。
せめてもうちょっと綺麗な所で、上陸し易い場所まで・・・
とブレードの小さなパドル(リトルディッパー)では推進力が弱いのでカリスタに替えようと水上でモガモガやってたら・・・
(この状況でこんな事しちゃいけません。慣れ過ぎました)
沈しました!L(T∇T;)」オーマイガーッ!
あ〜何もこんな汚い水で
バランスを崩している所に動力船の横波でコロッと
ああココに来て何て事。再乗船出来るのか!? 岸まで泳ぐのか!?
とパニクってたら立てました。しかも腰上(笑)案外浅いのね
そしてそこで再乗船を試みようとスターンから馬乗りに乗ろうとしたら・・・
今度は打ちました(>_<。)アソコを
丁度波が来てスターンが盛り上り先端で股間をシコタマ痛打!
ッ・ッ・・・・・・(声にならない)・・ッ・・・TT^TT
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その時折れました、心が。張りつめていた糸もプッツリ。
ああー!もうヤメだ!ヤメ!帰ろう!
もう電車の便が悪いとか、レポがどうのとか関係無くなって突然の終了。
再乗船後近くの岸に上陸してジエンド。
目的地手前3.20kmの地点でした。
気象庁アメダスによると、当日13〜16時の江戸川臨海の風速は南南西7〜9mでした。
と最後は悲壮でしたが、楽しかった!(強がりでなく)
目的地には到達出来ませんでしたが、充足感はいっぱい。
隅田川も入ってみたいとか、荒川ロックゲートから中川も面白そうだなといった発見もあり、
いろいろ経験出来て興味深かった。
水上交通の盛んな荒川周辺では各施設毎に通行ルールがあり、
こんな小さなカヤックでも一つの"船"と認めてくれてると感じる事が多くちょっと感動した。
(若かりし頃取得した4級船舶免許(新制度に更新してない)が少し役立ちました)
そして欲しいモノ、代えた方がいいなと思う物欲も増殖^^;
お世辞にも綺麗な水とは言えませんが、何より東京なのに新鮮な景色の連続に感動。
ワンウェイのツーリングは"戻る"ことが無いので、最後まで新鮮な気持ちでいられるのも魅力でした。
バックパッキング・カヤックツーリング。ちょっとハマりそうです。
PS.今回荷物を少なくしたかったのでカメラはOptioW60オンリーで臨みましたが
順光はまだしもちょっと逆光になるとダメだな〜。好きになれない。
レンジは狭いし、発色が悪い。唯一インターバルタイマーだけがメリット。
写真見てレポ作る気が失せました(充分ヒツコイですが何か?^^;)
結果、沈しちゃったので良かったですけど絶景地にはコレオンリーで行く気はしません。
防水のイイカメラないかな〜?
荒川河川敷下流域の参考サイト↓
荒川ロケーション
荒川なんでもMAP