Life with dog
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鳳凰三山縦走

初南アルプス
Nikon D40 AF-S18-200mmF4-5.6VR
あ"〜〜っなんだこの天気は〜!晴・晴・晴のオンパレード!
特に土曜日はかなり安定した気圧配置になりそう
混雑必至のお盆時期はアウトドア活動は控えようと思ってるのに。。。

今年は天候不良で外遊び計画がことごとく未遂に終わりフラストレーションが溜まりまくり
こんな天気で出社してもきっとLive Cameraが気になって仕事にならない
とはいえお盆のキャンプ場だけは嫌だな〜
と思い急遽金曜日から休んで南アルプス・鳳凰三山へテント山行に行ってきました。


ジョギングイメージ※私ではありません"継続は力なり"とはよく言ったもので、最近つくづく継続する価値や大切さを感じる。同時に継続するには急ぎ過ぎない事。頑張り過ぎない事だなと思うようになった。
仕事でも日常でも遊びでもwebだってそう・・・

まぁせっかちB型の私が言っても説得力無いんですが、最近はこんなスタンスで物事をすすめているツモリ。歳かな。

3年前に痛めた膝痛を(テント山行可能レベルに)抜本的に克服する為に始めたジョギング。足腰の鍛錬になって体重も減り膝への負担の軽減、さらに心肺機能の強化にもなる。
ずっと軟骨形成の為のサプリメントを服用していてそこそこ運動が出来るようになってきたので昨年の7月から続けている。

で、その時決めたのは最低週1回走るという事だけ。毎日やらなくてイイ、距離も不問(ハードル低っ。頑張らなさ過ぎ?)とにかく続ける事が目標。
当初はそんな条件でさえ億劫だったのだが、今では1回に8kmキロ程をコンスタントに続けられるようになった。そして体重もゆっくりだがテント山行装備くらいは減った(という自慢話)

とはいえ運動量も体型も、まだまだ理想には遠いので、ここらで試して効果を感じれば今後更に勢いがつくし、励みになるだろうと今夏ずっとそのチャンスを伺っていた。

そしてとうとう実行する日。本来は北アルプスで飾りたかったけど、前日夕方決定しかもイロイロ混雑必至のお盆時期という事を考え、朝出発の電車でプランニング出来る鳳凰山に決めた。
ちょっとドキドキのような楽しみのような・・・




■鳳凰三山縦走 2009.8.14-15 天気:曇り後快晴 ■
夜叉神の森〜苺平〜南御室小屋(テント泊)〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜鳳凰小屋〜青木鉱泉


DAY1

あずさ1号ぉで〜♪急な計画で2年振りのテント泊。しかも初めての電車で行くテント山行で準備が難航。木曜日仕事を終え帰宅後からは怒涛のような慌ただしさ。テント山行って事前準備が大変。
食事は山食を用意する時間が無く、全てスーパーで調達した缶ズメやフリーズドライ製品等々(でも1泊ならこれで充分だと思った)電車&バスの時間を調べGPSに山行ルートをインプットして準備が終わったのがAM1:30。
翌朝は立川AM7:21発・特急スーパーあずさ1号に乗るべく、自宅をAM6:30に出発します。

なんとなく準備が不安で4時頃目が覚めて装備を確認。車だと思いついたものは積んどいて現地で様子を見て持って行こ。足りないものは途中で買おうなんて事が出来るのですが、電車だと自宅で潔く見切りをつけなければならないのが難。(逆に万一の事を考え増える装備も)
カメラも最後まで迷ったが、電車&バスの移動なので周辺機器全てが大きくなるD3は諦め、カヌー時に使っているD40とOptioW60を持って行く事にした。セルフ撮りが弱くなるのが無念だけどまぁいいでしょ。(とこの時は思った)

2時間立ってるwebの乗り換え案内の余裕の無い乗り継ぎで、バタバタとあずさ1号に乗車。盆中で指定席がとれるハズも無く、自由席も一杯で立って甲府へ。都合2時間立ちっぱなし。
でもまぁ渋滞ないから気分が楽だ〜大正解でしょと思いきや、勝沼あたりで平行する中央道を見たら電車より速く流れてやんの(涙)

甲府駅には予定通りバス発車時刻の30分前に到着。コンビニに寄りたかったけど登山者がいっぱいで、乗れないと大変と思いバス停に並ぶ。だが人数分臨時車両が増発されるようでまた意味も無く立ちっぱなし。
バスに乗ればワクワクして眠れないしーなんて全てが初めてなので新鮮のような疲れる様な・・・もう既にヘトヘトで登山口に10時過ぎ到着。リセットすべくゆっくり身支度を整えて登山を開始した。

いよいよ登山開始今日は高低差1000m程の南御室小屋まで行くだけなので、最初はゆっくりゆっくりウォーミングアップ。それこそ継続は力だ!休まず歩けるペースで。を心がけて登る。夜叉神峠で一休みしてからは少しペースを上げて登る。身体が軽い!嬉しい!

天気は思ったより悪いが今日の山小屋までの工程は眺望がほとんど期待出来ない樹林帯を進むので、まあOK。明日に期待なのである。

杖立峠〜苺平と途中急な所はあるものの歩きやすいルート。最近ではアイゼンやスノーシューを装着しての山登りばかりだったので足も軽く良いペース。ほぼ順調に進み山小屋には3:30頃到着。

本当は薬師岳小屋まで行ければ明日に備え何かと都合が良いのですがテン場が無いのでまだ時間は早いですがココで幕営。明日に備えます。

明日の日の出はAM5:09。稜線でぜひ迎えてみたいとAM3:00頃に出発する予定です。

ザック並べ 夜叉神の森 登山口 夜叉神峠 夜叉神峠小屋
登山道 杖立峠 火事場 晴れ間 苺平
南御室小屋 ビアー トイレ テン場 夕


DAY2

満天の星空翌AM2:00起床。オートキャンプ場ならとんでもない時間ですが、既に半数以上のテントの方が起きてます。
空はどうだ!?と見上げるとそこには満天の星空!凄いです@@一気にテンションUP↑ やっぱD3持ってくれば良かったよ〜・・・もっと展望の良いテン場だったら最高だったろうな〜と思いつつD40で撮影。なんてやっていたら遅くなっちゃって食事をして出発したのはAM4時近くになってしまいました。初めてヘッドライトとGPS頼りの山登りです。

がこれが以外にイイ感じ。先が見えないので一歩一歩足元だけを見ながら進むと変にペースが上がらず息が上がらない。がしかし今は急いで登りたい・・・
明るくなってきたかな?と思ったらそれは急速に進み稜線に出る少し手前で出ちゃった。太陽が(T^T) 標高2700mともなると標準時よりこんなに日の出が早いとは・・・無念。

だが砂払岳まで登ると一気に展望が開け思わずため息。まだ薄ら赤く染まる堂々とした山容の白峰三山、東方面は眼下に広がる雲海と出たばかりの太陽。そして雲海から突き出る富士の頂と凄い風景がありました。暗いうちから登った甲斐はあった!

暫し日の出と共に移り変わる景色をゆっくり堪能し先へ進みます。薬師岳に到着した頃にはすっかり陽が上がり紺碧の青空w ココからはそんな青空と景色を味わいながらのんびり鳳凰三山を縦走します。

薬師岳からのパノラマ
薬師岳からのパノラマ。クリックすると大きくなりますヨコ1200px

気持ちイイ〜♪


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西には日本で2番目の高さを誇る北岳はじめ南アルプス・赤石山脈の峰々、東は何処までも続く雲海、後ろは富士山、そして正面には八ヶ岳とランドマークに囲まれた鳳凰山。そして歩くは真っ白な花崗岩砂と本当に美しい景色が続き。そして最後はまさに鳳凰山の象徴となる、不思議な自然の造形の地蔵岳オベリスクと見所満載で終始興奮の稜線歩きでした。

無理そうだったら鳳凰小屋でもう1泊してもいいかなと考えてましたが、ここまでの行程は標高差もあまりなく、高揚した気分も手伝いあまり疲れていない。時間もまだ10時前と早いのでこのまま一気に帰ることに。

賽の河原から鳳凰小屋へ下り、ドンドコ沢ルートで青木鉱泉に向かう。急だと言うが下りなら問題なしとなめてかかったが、この下りが最難関だった(>_<)
段差のストロークが大きく膝への負担が大きい。しかも高低差が1700mもあり延々と続く。
注意しながら降りていたが、とうとう左膝痛再発(>_<)。念の為に持ってきておいたトレッキングポールで支えながら、ルートタイムをだいぶオーバーしての下山になってしまいました。下りより登りの方がイイと思った山登りは今回初めてでした。ほんと参った!

おかげで思っていた時刻のバスに乗れず・・・2時間近く待って韮崎駅へ。その頃には半日遅れで出た筋肉痛も襲い始め、性能の悪いロボットのようになって電車で帰りました(汗)エスカレーターが有り難かったー。


初めてだった電車&バスでのテント山行。意外に交通費高だし時間のロスも大きく不経済。登山開始時刻も限られてしまう。
そして自宅を出た瞬間から到着するまで山登りが続いているようで気が抜けないのが辛い。その分達成感は大きいですが・・・

だが縦走出来るというのは大きなメリット。稜線を歩く縦走はイイ!眺望は良いし、多少の高低差で幾つもの頂を訪ねる事が出来て楽だし、新鮮な感動がずっと続く。
電車&バスなら何処に下りてもいいわけだし、戻らなくていいのは魅力だなと思いました。

電車&バス待ちや下山時は山登りはもう二度とごめんだ!電車は嫌だ!と真剣に思ってたけど、膝痛も通常レベル程度だったし、レポを書いてる今はもう次の予定をたててたりします・・・電車で(笑)
山登りって不思議な魅力がありますネ。Mのなのかな?^^;
カヌーもいいけど山もいい!これから秋までの週末はずっと晴れて欲しいな。

起床 星空キャンプ 日の出の予感 タイムアウト 砂払岳
富士山 絶景を堪能 先へ 薬師岳小屋 薬師岳
稜線 白峰三山 富士 東は雲海 八ヶ岳
観音岳 甲斐駒ケ岳 最終目的地 一休み オベリスク
賽の河原 お地蔵さん 登る 先っぽの下 オベリスクにて
ガスが 鳳凰小屋 南精進ケ滝 青木鉱泉 韮崎駅




テン場 夜のテン場 朝日が差し込む登山道 日の出直後 間ノ岳 砂払岳 雲海に浮かぶ砂払岳 観音岳への稜線 北岳 薬師岳と富士 赤岳 観音から地蔵 お地蔵さん 地蔵岳 オベリスクアップ


hou.gif

Trekking Camp, report : Edit
2009.08.20 Thu 22:16:: - :: -