Life with dog
<< 秋 色 五 光 :: main :: 初めての海漕ぎ >>

北海道旅2009' vol8.豊浦海浜公園〜帰宅

帰還
Nikon D3 AF-S14-24mmF2.8G
北海道滞在10日間、延べ12日間の旅もいよいよ終わり。
(レポはやっと終わり-汗-)
今年も名残惜しく、そして来年の課題を胸に秘め帰路につきました。
title

カムイコタン公園を出発し、450km先の函館へ。北海道で残された時間はあと26Hours。たっぷりのような半端なような時間。。。
進むだけ進んで車中泊。なんて手段もあるけど、それでは私が心の中で勝手に決めているこの旅のルールに反する。つまらない拘りだけど非日常感を保つ為、車は移動だけに使いたいのだ。

ということで、なるべく函館に近づきつつ入場可能なキャンプ場探し。
北海道のキャンプ場は、以前にも書いたけどワンコ不可の所が多い。キャンプ場ガイドを見るとめぼしいキャンプ場はほぼワンコ不可だ。
だが最盛期を過ぎたこの季節(SW中ですが)。問い合わせると意外にOKな所もあるというので、道中のキャンプ場をあたってみる・・・

馬牧場
大樹町から日高の海岸線に進むと牧場は牛から馬へ。サラブレッドの厩舎が立ち並び牧場も施設もお金がかかってるな〜という感じで綺麗でした。

がしかし、あるにはあるが何か気が乗らない。
ワンコ歓迎はもちろん望まないけど、ワン達に肩身の狭い想いをさせたくないので、少し遠いが初日に泊まった豊浦海浜公園まで行く事にした。
ここなら日が暮れても勝手が分かるし、温泉の営業時間も間に合いそう。

到着
午後3時に出発して300kmの移動後キャンプ。着いたのはすっかり夜でした。

さすがに食事施設はLO過ぎだったので、設営後は温泉に入って、簡単な肴で呑んで寝るだけ。海風を感じつつここまでの行程を懐かしみ、それはそれで気持ちの良い時間が過ごせました。

* * *

乾燥中
今回は最終日なので幕帯をパリッと乾かして撤収。晴れて良かったv

今日は曇りかと思いきや段々と青空が占めてきて、いい天気になりそう。ここから函館まではもう3時間程の距離。出航は夕方なのでのんびり出発して、洞爺湖や大沼近辺の気になっていたキャンプ地を視察して函館へ向かいました。

早朝 青空 洞爺湖 流山温泉


今日は22日。SWは明日までなので移動を考えると今日の夕方からのフェリーが実質連休最終のピーク。フェリーターミナルは大盛況でキャンセル待ちもいっぱい。予約を入れておいて良かったです。
我家が予約した17:30発も超満員、満乗車。横になる場所も無いほどの混雑ぶりには驚きました。昨年はガラガラだったのに。

デッキ
もう旅も終わりだな〜。帰路の船旅もまたセンチな気分を演出します。

そして22時頃青森に到着して夜中に走った東北自動車道も、渋滞こそ無いものの各S.A.&P.A.は何処も大混雑。SW&ETC上限1000円割引恐るべし。

このETC割引制度が発足した当初、北海道に行くのにイイじゃん。と真っ先に思ったけど、青森から川口まで、東北道の端から端まで乗っても、従来の深夜割引との差は6000円しかない。勿論ありがたいけど
普段の週末の渋滞もスゴくて出かけ難くなったし、今回もフェリーを含め時間のロスが大きかった。私的にはこの上限1000円は一日も早く廃止になって欲しい、時間はお金で買えないのだから。無料なんてもっての他派です。

出航 星空 青森FT 安達太良



と最後は旅の余韻を楽しむ間も無く現実の世界に引き戻された感じでしたが、やっぱり北海道のキャンプ旅はイイ。
北海道のキャンプ場の魅力って何だろう?海を越える事による旅感?キャンプ場の安さ?綺麗な芝生?雄大な風景?もちろんそれらも魅力だけど、昨年初めて北海道に訪れて感じたのは・・・その生い立ち、あり方による居心地の良さが一番の魅力に思うんです。

商業目的としたキャンプを楽しむ為のキャンプ場ではなく、キャンプ場しか出来ない(採算的にもインフラ的にも自然保全にも)立地だから、(国や地方団体が)せめてキャンプ場でも作りましょうという背景。(たぶん)


国設のキャンプ場
何故関東近郊には何故"国設"が無いのだろう?


関東近郊だったら主な観光地は、商魂逞しい民間の宿泊施設で溢れている。キャンプ場もその延長で宿(ヤド)泊よりは安価な宿泊手段という位置づけ。(勿論例外はあります)
だけど北海道では、関東なら旅館が建ち並びそうな名勝地でも宿泊施設が無い所が多い。ワンコOKなんて所を渡り歩いたらそれこそ行動が限られちゃう。

だからこのような北海道の旅は宿(ヤド)泊では体験出来ない。
北海道をくまなく回ろうと思ったらキャンプが必然であり、それがごく自然な宿泊手段な気がする。"不便を楽しむ"とか"自然を楽しむ"とか"喧噪を忘れる"なんて構える必要がない、ある意味日常的な旅スタイル。この道内では日常、道外から来れば非日常というギャップがイイのだ。

と、まさに趣味と実益を兼ねていて、キャンプをやっていて良かった!投資は無駄ではなかったとリアルに実感出来るのが嬉しい。
(もっとも何処であろうと宿(ヤド)泊では得られない豊かな時間が、キャンプの魅力ではありますが・・・)
それが今回はより自然が深いと言われている道東を回って、更に強く感じることが出来、収穫でした。

とまぁ理屈を重ねましたが、なんとなく雰囲気が良いのです。個々ではなくトータルの旅感が素敵なのです。


キャンプ&カヌーやってて良かった!
キャンプ。そしてカヌーをやって良かった!


そして今年はキャンプやカヌーを通じて広がった、北海道在住の方々とのコミュニケーションが嬉しかった。我家単独では成し得なかった経験や情報が得られて、昨年より増して深く北海道を感じ知る事が出来、ますますその魅力にハマりました。

みなさまありがとうございました!
現地でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
来年も・・・行きます。絶対にv




余談ですが・・・
今年は少し距離があることもあり観光と食はバッサリ切り捨て、せっかく北海道に来たのだから・・・という観光気分の価値観もやめた。(だけどケチケチってわけではない、むしろ通常のキャンプより贅沢だったり)

結果、昨年より2泊増え、1000k以上も走行距離が増えているにもかかわらず、5万円も安く済みトータル17万円弱。ちなみにキャンプ費用は10泊して二人で1万円もかかっていませんでした。

そして思い切り削減した荷物は、キャンプ場では不便を感じた事もあったけれど、旅全体で見ると豊かな時間をもたらしてくれました。

中中でも悩んだ末決めた幕帯類。
GoLite Shangri-la8、Marmot Sunctum、SnowPeak HexaSのみと、シェル、テント、タープを各一種類に厳選。
ラゲッジ収納的にも余裕が生まれ、積み降ろしも苦にならない。幕帯1つで通すと、濡れていようが、くしゃくしゃに収納しようが、また直ぐに設営するので気にしなくて良いというのは非常に大きなメリット。
しかも設営〜撤収が簡単で、様々なキャンプスタイルに対応出来、こんなキャラバンキャンプでは重宝しました。

だがキャンプを楽しむには適さない事も実感。なんかもっと良い幕帯&道具ないかな〜?そして来年は何処に行こうか?と早くも楽しみが始まっています。
来年はうまくすると16連休!?行程が長いとレポも大変!という事がぢつは今回の旅で一番印象的でした(自爆)


Camp SUP & kayak, report : Edit
2009.11.04 Wed 18:37:: - :: -