■尾瀬（鳩待峠〜山の鼻〜竜宮小屋）
2006.5.21　晴　2℃〜12℃（尾瀬）

関越自動車道を北上するにつれ星が増えてきた。尾瀬の最寄りICである沼田を降りる頃には、すっかり晴れて満天の星空だった。尾瀬に向かいながら人里離れた漆黒で暫し星空撮影を楽しむ。

この時期尾瀬へのアクセスは、戸倉温泉まで行き、そこから鳩待峠まで公共機関を利用することになる。
戸倉到着AM1:30。明日は天気もいいし、混んでるだろうと思った駐車場は案外ガラガラだった。ここから鳩待峠行きのバスはAM4:40始発というのを調べてあったので、AM4:00まで車内で睡眠をとることにした。
標高約1000m、気温10度。案外暖かく#1だともう暑いくらいだった。

4時に起きると、もう既にうっすらと明るくなってきていた。
早朝の幻想的な尾瀬を撮りたかったが、どうやら無理そう。だが天気は快晴！心が躍ります。
軽く食事をとり、支度をして隣接するバス発着所へ。
マイクロバスだと思ったら、11人乗りのキャラバンが沢山止まっている。時刻表はあるが週末なので乗車がいっぱいになると、どんどん出発するようでした。
私を含め1号車に乗り込んだ輩は10名。そのほとんどがソロで写真を目的とした方ばかりで、皆さんスゴい三脚＆カメラバックをお持ちでした。ちょっと気になったのが、足元。過半数の人は長靴スタイルです（え？そうなの？って感じでしたが・・・）私はいつもの山靴です。

通常なら30分弱で鳩待峠に着くらしいのですが、何と途中雪崩により道路が塞がれているカ所があったので、皆で雪かき^^;;　2号車に追いつかれました〜〜
鳩待峠にはAM5:30に到着しました。
ここは標高1600m。以前の私ならバスでのアクセスは考えられませんでしたが、600mも上げてくれて感謝！楽ちんでした〜

さて、ここから至仏山（しぶつやま2228m・百名山）に向かおうと登山口まで行きましたが、融雪期で植生を守るためということで、入山禁止になってました。いくらなんでもこれは自己責任の範疇を越えるので、潔く諦め、尾瀬ケ原散策に予定を変更しました。
山スキーを担いでガックリしてる人もいました^^;;



マットで下界の泥をよく落とし入山します。
尾瀬ケ原は標高1400m程なので、今回は行きが下りです。
鳩待峠でウロウロしてたので、既に前後に人影はありません。早朝の静かな雪道をのんびり歩きます。


大した下りではないですが、残雪がハンパで案外大変です。
帰りにここを登ると思うと気が重いなぁ〜などと考え、景色を楽しみながら歩っています。
もちろん口づさむは「夏の思い出」（笑）
水芭蕉〜の花が♪咲いている♪〜〜遥かな尾瀬〜♪遠い空♪〜



写真を撮りながらゆっくり歩いても1時間程で山の鼻に到着。
かなり立派な小屋にトイレもあります。1回100円程
ここにはテン場があり水の出る炊事場も完備しています。1張りのテントがありました。快適そうなテン場なので、ここで滞在して日没〜夜間〜日の出の撮影なんかもいいなぁと思うのでした。




山の鼻周辺QTVR

想像では、雪がすっかり溶けた、尾瀬が原。水芭蕉が咲き誇り、新緑が綺麗な・・・
を想像してましたけど、一面銀世界です^^;;

水芭蕉どころか湿原は雪原になってます〜〜。しかも融雪水が溢れ木道は一部潅水して通れない所もあるようです。
でも行ける所迄行ってみよう！



この頃になると至仏山の雲も取れ、スーパー快晴になりました。
天気はいいものの案外寒いです。気温は2度をさしてました、歩いていると丁度よい感じです。
本来なら湿原の上の木道を歩く頃ですが、シャーベット状の雪道です！
燧ヶ岳（ひうちがたけ2356m・百名山）目指して歩きます（もちろん登るつもりはありませんよ）。


川上川まではトレールもまばらで何処でもあるけるという感じでしたが、橋を渡るとトレールが1本になります。どうやらこの下に木道があるようです。
牛首あたりまで行くと雪もかなり緩くなり、木道と木道の間を踏み抜いたりします。運が悪いと下は水になっていてびしょ濡れになりますよ。まるでロシアンルーレットのようで、神経使います。
何回か踏み抜きましたけど、大事には至りませんでした。

牛首周辺です。本来ならニッコウキスゲが綺麗なようですが、まったく期待出来ません^^;;
暫く快適な木道が続いたと思ったら・・・段々水が増えて来て木道が沈んでるとこが出て来て、かなりスリリングです。
この快適木道〜水没木道を繰り返しながら進んでいたのですが、浮かんでる木道に乗ってしまい、バランスを崩して水の中へ(ToT)ドッポン
幸い靴の中は大丈夫だったので、下半身びしょ濡れのまま進みました〜トホホ

竜宮小屋直前で、ようやく水芭蕉を発見。でも開いていたのは1輪だけです^^;;　暫し撮影〜
気温が上がって融雪が進むと、戻れない恐れがあると聞き、急いで来た道を戻ることにしました。


この後山の鼻周辺を暫く散策して、昼頃、尾瀬ケ原を後にし、快晴の林道を景色を楽しみながらのんびりと帰りました。
水芭蕉〜の花が♪咲いてイナイ！！(ToT)〜〜


ちょっとイメージと違う尾瀬でしたが、なかなか楽しかったです。
これで3000m級の山があれば完璧！って感じでした。ワンコ不可なのも残念です！
思ったより近いし、ぜひ色彩々の季節にまた来たいですね。

長々とお付き合いありがとうございました！　いや、まだまだという我慢強い方（笑）
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