北八ヶ岳again
Nikon D3 AF-S 14-24mm F2.8G
これはいったい・・・直前まで雪を降らせていた雲は駆け足で過ぎ去り
ロートーンから一転ハイコントラストなシーンへ。
まるで真空の中を歩いているような静寂と透明感。
美しすぎる。。。凛然とした冬期北八ヶ岳へ再び。
満を持して臨んだ前回の北八ヶ岳雪景。
晴天が約束された天気に
期待どおりの、いや想像以上の絶景に終始大興奮の雪山ハイクだった。
双葉S.A.からの八ヶ岳。なんだかなー
予想以上の分厚い雲で、モチベーションは急降下↓
予想以上の分厚い雲で、モチベーションは急降下↓
お互いの思惑が合致して今回もしーたPさんとのハイク。水曜日に約束を取り合ったけど、天気を絶対外したくない二人。不確定な天気に、金曜夜になっても場所が決まらない。
どこも晴天が確定されならいっそ中止に。なんて事も考えたけど、自宅で悶々としてるより（埼玉は間違いなく晴れだから）行ってダメな方が諦めつくでしょ。といくつかの候補のうち、茅野市＆南牧村と両麓の天気が良さそうな北八ヶ岳へ掛けてみる事にした。
私達の予想は、早朝は山頂に"少しだけ"雲がかかり、晴れたり曇ったり・・・のイメージ。要はそれほど期待はしていなかった。
安定した晴天の埼玉〜山梨を抜け中央道・双葉S.A.で八ヶ岳の様子を伺うと、やっぱりというかまだというか八ヶ岳は予想以上の分厚い雲に覆われていた（誤ったか>_<)
山頂の天気を見るもやはり曇り
前回と変わらない気温だけど寒さが身にしみる
されどまだ、願いは叶わず雪の舞う曇天の北八ヶ岳。
でもロートーンな雪景色もまた風情があって良いでしょ。そのうちちょっとは晴れ間が覗くでしょ。と前向きのような諦めのようなムードでのんびりと出発したのでした。
搭乗したのは始発から2本遅れたAM9:40発。この40分の遅れが最後に響くことに・・・
山頂駅(AM10:05)→雨池峠(AM10:44)→縞枯山(AM11:25)→展望部(AM12:08)→鞍部(AM12:35)→茶臼山(PM1:08)→展望台(PM1:14)→大石峠(PM2:07)→おとぎり平(PM2:27)→出会いの辻(PM2:53)→五辻(PM3:15)→山頂駅(PM3:50)
今回は前回行った北横岳とは逆の縞枯山へ、天気が回復したら茶臼山にもという予定。
山頂駅に到着すると陸と空の区別がつかないほど真っ白。視界は悪く景色もよく判らないので至極冷静な二人。しーたPさんもちゃんと歩ってる（笑）
ほぼ坪庭や北横岳方面へ行くハイカー達と別れ縞枯方面へ。降ったばかりのふかふか新雪の感触だけが救いだった。
雨池峠からは先行者の居ない、トレイルの痕跡も判らない登山道。堆雪によって嵩上げされた床と積雪によって垂れ下がった樹々で狭まった登山道を掻き分け、GPS頼りで迷いながらの新雪ラッセル。
心細いハイクに、二人で良かった！GPSがあって良かった！と心底思う。
がしかし・・・ほどなく山頂に到着すると待ち望んでいた青空！ヤバイ！
縞枯山頂は凍った枯木に覆われ、北横岳とは違う種類の荘厳な絶景。山頂を通過する流れの速い雲とその合間から覗く太陽がドラスティックで、やはり来て良かった！と思う感動風景でした。
その後天気は急速に回復し、まさかのスーパー快晴！トレイルの無い新雪歩きと相まって、二人のモチベーションは上がりっ放しで縞枯山〜茶臼山へと向かい、新鮮な景色に引っ張られ予定のMaxルートで爽快な雪山ハイク。
時間を忘れて歩いていたら、気づけばロープウェイ最終(PM4:00発)にギリギリのペース。
じつは今日はもっと天気の回復が遅れ、ハイク的にも写真的にも物足りないと思ったので、夕〜夜景を撮るつもりの片道キップ。
帰路は歩いて下山する予定でしたが、思いの外たくさんの絶景に巡り会え写真は既にいっぱい。食事時間も惜しみ6時間近く歩きっぱなしだったので、何とかロープウェイに乗って帰りたい！と最後は時間に追われながら北八ヶ岳山頂部を後にしました。
＊ ＊ ＊
前回程のコンデションは無いだろうと思っていた北八ヶ岳・雪景。
縞枯山＆茶臼山は森林限界を超えるという醍醐味はありませんが、縞枯の樹氷や雪原など変化があり、南八ヶ岳の眺めは抜群。北横岳より人が少なくてより深い自然に触れられる感じがしてとても気に入りました。少し距離はありますがスノーシューを堪能するならこちらがオススメ。
そして今回は降雪直後の豊富な雪、戻ることの無い周遊ルートに移り変わる天気が合いまり、新鮮な絶景の連続。さらにラッセル＆距離による充実感と、最終便に間に合った達成感で（笑）感動を更新。願っても無い雪山ハイクで最高の1日でした。やっぱり冬の北八ヶ岳はイイ！今度こそ泊まりで来てみたい。
昨年はテント泊と思ったけど・・・麦草ヒュッテで−20℃か@@ ハードル高そうだからやっぱ小屋泊で^^;
というわけで今回も全てがFavorite Scene。前回同様各々バックアップメディアを交換しあって撮り合いましたv やはりセルフ撮りより抜群に臨場感があって素晴らしいしーたPさんのお写真。気がつけばまた自分がいっぱい^^;; これでもかなりバッサリカットしたつもり
