Life with dog
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快晴トレック〜北岳〜

いくぜ!北岳バットレス(ウソ)
Nikon D3 AF-S VR24-120mm F3.5-5.6G
なんだか今日は直登攀出来そうな気がする〜(勘違い)
ってくらい気分の良いトレック。
やっぱ晴れがなによりだー。

大天井岳のテン場で過ごしてみて、
ぼや〜としていた私の山行のポリシー・・・
というか求めていたものが少し見つかったような。

元々ガシガシ登るタイプでは無いし(つか登れない)百名山制覇なんてとんでもない。
遮るものの無いピークは、達成感もあるし展望が魅力ではあるけれど自分には何か物足りない。
一時の展望より、ロケーションの良い地で夕景や星空、そして日の出と日の移り変わりを感じるのが好き。
やっぱりキャンプ(野営)が好きなのだ。
だから、例え快適でもロケーションの悪いテン場は、私にとってテント山行としての魅力は半減。

テン場がイイから山に行く。
そんな理由で山登りを楽しむのもアリかな?なんて思ったのです。
百名山には拘らないけど百名テン場、なんてのがあったら楽しそう。
(いや私がそれを作ろう。なんて^^;)
もちろんソコに行くまでの動線の風景も山行には大切なのですが・・・



ということで、今回はやはりテン場のロケーションが良さそうな北岳・肩の小屋のテン場に注目。
北岳といえば日本で二番目の標高を有し、南アルプスの盟主といわれる白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)の主峰。
肩の小屋はその稜線を少し下がった標高3000mの地にあり、展望が良さそだし、北岳も登り甲斐がありそうで気になっていたのです。

本当は2泊3日の行程で白峰三山縦走を期に泊まりたい所ではありますが、なかなか機会がなく・・・2泊なら他にも行きたい所はいっぱい。ということでとりあえず北岳を目標に行ってみることにしました。

登山ルートが豊富な北岳。
どうせなら同じルートを通らないで周遊したい。そして高所恐怖症なので八本歯のコルは登りで通りたい。
と考えたのは大河原〜大樺沢から左俣ルートで八本歯のコルを経由し北岳山頂を目指し、その後肩の小屋でキャンプを楽しんで、草スベリから白根御池小屋を経由で下山という時計回りのルート。

前夜自宅を出発し、マイカー規制の東の拠点となる芦安温泉にはAM1:30に到着。前回の常念山脈では寝不足が辛かったので、今回はたっぷり寝ようと、まずは目覚ましを掛けずに車中泊。


大樺沢から八本歯のコルを望む理想より少し遅れちゃったけど、たっぷりと睡眠をとって芦安温泉から乗合タクシーで出発。大河原には7:30の到着でした。

今回のザックもよろしくないけど機能的な(特に三脚の収納が秀逸なの)オスプレーイーサ70。
最近はキャンプ道具でもカメラでも原点回帰の傾向にあるので、とことん使ってみてそれでもダメなら買おうと少し大人になってます^^;

ですがかなり減量に励み、総重量は4Lの水を入れても19kg!なんと10kgも軽くなって、不備も多かったけどなかなか快適。適正な重量で使うとイーサ70いいかもです。ちょっと見直しました^^

天気は快晴!絶好の登山日和とあって芦安初め、甲府から北沢峠から続々と登山者がやってきます。前回の合戦尾根とは違い、トレンドな山ボーイや山ガールが大勢で華やか。北岳の、そして登山の人気の高さを感じます。

絶景に釣られてか、山ガールのおかげなのか?冷静さをすっかり失った私^^; いつもよりハイペースで大樺沢を登ってゆく。
分岐点となる二股には予定よりだいぶ早く到着。なんか今回は調子イイぞー!間ノ岳も農鳥岳も行けそー(バカ)

ハシゴ、ハシゴ!と天気にも恵まれ、睡眠もたっぷり、荷も軽いと久々に足取りの軽い気持ち良いトレッキング。だが一つ問題が。

パンツ(下着の)が上がってきてしまうのだ(笑)
ゴムが緩くてずり落ちるのも気持ち悪いけど、上がってくるのもキツい!お尻の割れ目にどんどん食い込んで来て歩き難いー。戻そうとズボンの上から直すのもなんかウ○コしたい人みたいだし・・・なぜ上がっちゃうのか?

と我慢の登山は続く。傾斜はどんどんキツくなり、課題の八本歯のコルに取り付くとハシゴの連続。ここまでのオーバーペースも響きかなりシンドクなりペースダウン。地図上で見ると距離は無いけど、傾斜がスゴいのです。標高差1700mはやはり伊達じゃない。。。
だが休む所は無いし、次から次へと人が来るので頑張って登る。Tバックで(爆)

結局北岳稜線まで到達したのはかなりなオーバータイム。その上ガスが出て来てしまったので密かに狙っていた間ノ岳は諦め、直接北岳山頂を目指すことにしました(泣)

ということで残念ながら晴天に間に合わず、ガスで今イチな山頂でしたが、日本で二番目に高い所ということで達成感は充分。なんなら明日また来てもいいかな〜と早々に肩の小屋に向かいます。

広河原 北岳 広河原山荘 休憩タイム 二股 雪渓 登る 南アルプス天然水 鳳凰三山 バットレス ハシゴ 稜線 まだハシゴ 分岐点 ランチ 縦走路 まもなく 山頂


夜明けまさに北岳の肩にある肩の小屋は、グッドなロケーション。南アルプス北部の仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳・鳳凰三山はもちろん八ヶ岳・中央アルプス・北アルプス、そして富士山まで全部見える!夜が楽しみだー。

と小屋から少し離れた閑散としてる地に設営。早々にパンツを履き替えます(笑)スッキリーw
夜まではガスが出たり切れたりと落ち着かないコンデションでしたが、10時過ぎからはずっと満天の星空。
今イチ湿気が多い様な?若干クリアさは欠けましたが、それでも日常では見れない星空に感動。日の出までほぼ寝ずに星夜を楽しみました。

2日目の方が寝不足なのは山では初めて^^; 日の出もしくは晴天の中で北岳山頂を。とも思いましたが、日の出前から登山道が大渋滞で気分が乗らず、そのまま下山。
昼前には芦安温泉まで帰ってきてました。

というわけで天気に恵まれ、軽量化の甲斐もあり思いの外楽しめた今回のルート。
自宅からのアクセスも良いし、早く帰れてバロン&アイリと遊ぶ事が出来たので大満足の週末でした。

ではありますが、今回のルートはちょっと失敗。
高所恐怖症の私には、八本歯のコルを下るのが嫌で登りを選んだのですが、逆廻りで肩の小屋に泊まった後、日の出に合わせて北岳に登り、間ノ岳までの稜線を楽しみ、折り返して左俣ルートで下山した方が(怖いけど)充実しそうです。

だがいずれにしても北岳は人が多い。
安心感はありますが、登山者層もちょっと考えてしまうような私的にはちょっとガッカリで。
テン場も遅くまで賑やかだしセルフ撮りも出来ないし^^;
こういうメジャー処は山もキャンプ場も一緒だな。日を選んで来ないとダメだなと思いました。

ぢつはセルフ撮りしてたら(↑トップ写真)"バロンパパさんですか?"って声掛けられた。
キャンプ場では何度かあったけど、山では初めて(照)
決め手はセルフ撮りしてたかららしい(見てたんだ><恥ずかしー)
混んでる山ではもうやめよ・・・


肩の小屋 肩の小屋到着 テン場 北岳と天の川 キャンプ場 夜明け間近 富士山 甲斐駒 日の出 沸き立つテン場 仙丈ヶ岳 外人さん 下山 下山 セルフ 草スベリと北岳 白根御池小屋 ルート



 FSP2.gif八本歯 鳳凰三山 南アルプス天然水 北岳バットレス 間ノ岳 北岳山荘 白根御池小屋 怪獣 北岳 軌跡 月 夜明けの予感 夜明け また来よう 甲斐駒へ






思考中のカメラについて

今回もカメラはD3を持参。サブとしてOptioW60
レンズは14-28F2.8とVR24-120F3.5-5.6の2本のみにしてみた。
その結果、5k近く軽量化出来、かつ画角的にはほぼ充分。
テレ側が少し物足りないが、最悪トリミングでなんとかなりそうで良い画角構成。
しかも高倍率はレンズ交換の手間が省け山行向き。

だがやはり口径食と描写がイマイチ。
それとやはり暗い。星空撮影にはまったく不向きなのだ。

今回は以前からやってみたかった星空のQTVR。フルサイズで35mm程がナチュラルに繋がるんだけど、24-120では暗過ぎて撮れず。14-24F2.8で撮ったらワイド過ぎて失敗だった↓
まぁこれは35mmF2を持って行けばいいので軽いし問題ないとして・・・

AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

どっちにしようか増々悩むー


肩の小屋からの360°星空展望

画面をドラッグする事により360度自由に動きます。
Macは⌘+shiftで拡大。⌘+controlで縮小。 WinはAlt+Shiftで拡大。Ctrlで縮小。
Trekking Camp, report : Edit
2010.09.09 Thu 00:03:: - :: -