Life with dog
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Another Main P7000

P7000
Nikon D3 AF-S Micro60mm F2.8G
ようやく
愛せそうなコンデジにめぐり合えたような。。。
いや、今度こそマジで(汗)


モードダイヤル
一眼のようなモードダイヤル。Myセッティングも3つ

露出補正
独立した露出補正ダイヤルが嬉しい。しかも使い易い

ISO等
ISOやWBはじめマイメニューもダイレクトに呼び出せる。各種BKTも有

ロック
AE&AFロックも独立ボタン

結晶塗装
ボタン配置はデジイチとほぼ同様。そして結晶塗装仕上に萌え。

レンズ
光学式手振れ補正付のレンズはEDレンズを2枚使った贅沢な仕様。

ファインダー
ズームにもちゃんと連動する光学式ファインダー
シーン的にも物理的にもデカイ一眼を持ってのアクティビティに限界を感じるようになってきた昨今。
重さは頑張るとして、首からぶら下げては邪魔だったり危なかったり、スプレイスカートが必要なカヤッキングでは実質不可能。
だがもともと非日常なシーンを求めて始めたトレッキングだったりカヤッキングだったりするし、そういうシーンでこそ高性能な一眼を使いたいので、全く一眼を排除するのは本末転倒であり、楽しくない。

そこで"使える"サブカメラが必要だと考える。デカイ一眼は収納して持ち運び、アクティビティ中はサブカメラに担ってもらう。となるとコンセプト的には各社から発売されている防水コンデジがピッタリなのだが、なかなか"使える"ものが現れない。

なので防水性は何かで補うとして、小さくて"使える"カメラを探していた。
私の持ってるコンデジで一番のお気に入りはLEICA D-LUX4
描写も発色もなかなかで、マニュアル操作等必要な一通りの機能を備えている。けど私には操作が難しく、暫く使っていないと忘れてしまい思ったように使えない。レンズフードも意外にストレス、総じてアクティビティのお供にって感じではないのだ。


というわけで、ずっと注目してたのはCanonのPowerShot Gシリーズ。アクセサリーも豊富だし、防水性を除けば機能&性能ともほぼ理想のカメラ。
だがやはりNikon派の私には操作が難しく、他のコンデジと同じ運命を辿りそう・・・

ところが昨年9月に、Nikonから"G"のようなコンデジcoolpix P7000が発売された。見た目も大きさもソックリで節操が無いほど似てる。
さらに1/1.7inchという一般的なコンデジより大きな映像素子を使ってるのもかかわらず、総画素数は1010万画素とあえて抑えている点がニクい。ことも同じ。
まさにGシリーズのパクリだ(汗)

でもそれでいい。極端な話し、性能が劣っても私には"Nikon"ということに意味がある。同シリーズを続けているCanonのGシリーズの方が完成度が高いのは明確だけど、D3やD5000といったデジ一の操作性を継承してる事が何より魅力なのだ。

だが冷静に考えると、コンデジとしては大きな映像素子とはいえ、フルサイズの約1/5の面積。そこに1000万画素だから、フルサイズ5000万画素級の画素ピッチの映像素子に過ぎない。(映像素子の大きさ比較)
やっぱり小さ過ぎて心配。撮像感度&レンジが低そう。

ならLUMIX G1若しくはレンズがあるので、GF2等のマイクロフォーサーズ機とも思うんだけど、何か踏み切れない。操作性はD-LUX4と大差ないし、いろいろレンズを持って行きたくなっちゃって結局は嵩張る。なんて事になりそうで・・・

とずっと迷っていたけどP7000が発売されて半年を経過した今、もの凄い値が下がってる。
更に実使用サンプルなんかも豊富に出て来て、見ているとなかなか良さそう。
そして弱点であったセルフ撮りを補うアイテムも発見した!
という事で買ってみることにしたのです。(言い訳長っ)


Nikon P7000 impression


実践を含め3週間程使ってみましたがその感想は・・・"とにかくよく撮れる"です。
操作性は思った通りですが、描写性は思った以上。
レンズがいいのか、画像解析がいいのか、固過ぎず眠過ぎず、言われなければ多分デジ一と区別がつかない程。(既にレポでも相当登場してます。前レポではテン場の夜以外全てP7000)

さすがにD3+ナノクリスタルには及ばないけど(つかそう思いたい)シーンによってはデジイチ並。
コンデジで撮ると、本体モニターでは良くてもPCで見たらがっくり。なんて事がよくありますが、P7000ではそれが無い。むしろPCで見るのが楽しみで、稀に"はっ"っとする写真があったりして嬉しいのです。動態の歩留まりは超悪いけど。

懸念していた1/1.7型CCDでこの再現性は驚きです。飛躍的な技術の進歩を感じました。(D7000なんかも凄いんだろうな)
まさにNikonデジ一機のDNAを継承したコンデジ。サブカメラとして最高。
というより携帯性の良さから被写体の幅が広がりアナザーメインのカメラになりそうです。

例えば山行では。
稜線に出るまでや危険な場所ではD3はザックに入れてP7000で。景色の良いところではD3には14-24を付けてP7000と一緒に。なんて事も出来そうだし。
極端な話し日中だけならP7000だけでもOKそう。
もちろん一番大事なワンの日常を捉えるにもピッタリ。

私が大好きな写真家の三好和義さんが、良い写真を撮るには、コンデジでも何でもまずはそのカメラは"良い写真が撮れるんだ"と信じる事。と言ってましたがまさにそれを実感。
そしてようやくそう思えるコンデジに巡り会えたように思います。

価格の下落が激しいので早々に↓欠点を補った次モデルが出る予感がしますが、VR ED28-200ズーム付きでこの性能を考えると現在の実勢価格3.6万円は凄いコストパフォーマンス(D3+ナノクリの1/20だよ)。
Nikonにとってこの手のカメラはまだ過渡期なので、後1〜2モデル経ると洗練されそう。今後のブラッシュアップが楽しみなシリーズが登場したように思います。

イイ!
○操作性が抜群(D5000よりイイかも)
○解像感(詳細感)・コントラスト・再現レンジとも高レベル。
○色再現性等が好みに応じて微調整出来る。
○3型液晶モニターはD3より綺麗なような?そしてPCで見てもがっかりしない。
○マニアック(一眼デジタル並み)なインターフェース&機能。
○凡そD5000で出来る設定は全て出来る。つかそれ以上
○コンデジにしては撮像感度が高い(D2Xくらいか?)個人的にはISO800がギリギリ。
○高倍率ズームはやはり便利。
○光学式手振れ補正が良い。
○レンズがイイ。色収差が無い(ちょっとデジタル補正的な感じな時もあるけど)
○小さい映像素子は被写界深度が深い(あまり絞らなくてイイ)
○自分の好み(クセ)に合わせて操作カスタム可能
○電池のもちがイイ。
○起動が早い。
○カッコ、結晶塗装等の造りがイイ。

もうちょっとガンバレ
●撮影ー再生の切り替えが遅い、インターフェイスの操作性が遅い。
●AFの精度は良いがよく迷う(コントラストAFが難)
●AF-C&連射性は全然使えない。ワンの動態撮影には向かない。つか無理
●シャッタータイムラグ0.23秒とあるが、もっとあるような?
●F2.8で使えるのはワイド端のみで直ぐにF5程になってしまうのでボケ難い。
●インターバルTがあるけど任意に設定出来ない。30秒刻みって?ケチ
●PLなどフィルターが使え無い。Power Shot G12のようなフィルターアダプターを超切望。
●全体的に操作性がもっそり。CPUが遅い?


アイリ アイリ 秋が瀬 なに? バロン バロン2 赤城山 大同心 夜景 雪夜 有楽町 国際フォーラム1 国際フォーラム2 国際フォーラム3
QUAL=3:2(3648×2432px)JPEG・NORMのリサイズのみのサンプル 


じつはP7000はインターバルTが弱いのが悩みでしたが、リモコンが使えるのが決め手だった。
機種はD90やD5000等と同じML-L3。(というかNikonのワイヤレスリモコンはコレしか無い)
といっても純正のリモコンは5m程の使用範囲でセルフ撮りにはちと物足りないのだが
ベルボンからD90・D5000他用として到達距離50mという強力なリモコンが発売されたのだ。
ということはそのリモコンはP7000にも使えるハズで・・・
(適応機種には記載されてないけど、純正が同じなんだから使えるハズ)

じつはソレを知ったのが購入のきっかけと言っても過言ではなかったのだけれど・・・
実際使ってみたらダメだった(泣&何故?)
もちろんD5000ではバリバリ使えます。凄い到達距離で面白い写真が撮れそう。

のが失敗だったけど、写りが想定以上だったのでまぁ納得^^
だから余計にこのリモコンが使えないのが残念でならない(T^T)
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2011.02.18 Fri 17:03:: - :: -