今回のフィールドは新潟県北部の日本海に浮かぶ島・粟島。
周囲長約22km程の小さな島ですが、沿岸は変化に富み、特に西海岸は奇岩が立ち並ぶ断崖が続き興味深いフィールド。本土からも20kmほどなので、漕ぎ行ったり、日帰りで一周したりとカヤックの楽しみ方もいろいろ。

今回は本土からはBKPでフェリーで移動。港からカヤックでツーリングを楽しみつつ、島一周中盤にある船宿に宿泊。海の幸を楽しんで翌日にフェリー港まで戻って、温泉でさっぱりしてフェリーで帰還。
と1泊だけど旅の楽しみがギュッと詰まったカヤックツアー。漕ぎは勿論ですが、海の幸や宴も楽しみに、kaikaitoさんと参加させて頂きました。

ご一緒したのは以前柏崎でお会いしたK2乗りのKさんとIさん、今回納品＆進水式だというKさんと私たち含め5名。
今回はセタス・笠原さんとスパークル・北田さんのお二人で引率していただけるとの事で頼もしい限りです。

粟島のフェリー港である内浦港から宿のある釜谷港へは、どのみち10km程の距離なので昼に到着する10:30発のフェリー便。

この日は時折雨が降ったりと思った以上に天候が悪く、明日の天候も鑑みて、時計回りで釜谷へ向かうことに。
今日は北東の風という事で、風裏になる東海岸は天気は悪いけど海況は穏やか。港から暫くは変化の無い海岸線が続き、初めての皆様方とコミュミケーションを深めながらののんびりなツーリング。

島最南端である矢ケ鼻を過ぎると景色はガラッと変わり、荒々しい風景が始まる。そして八幡鼻を越えて西側に出るとその先は日本海。風とウネリも出て来たけど目的地はもう直ぐ、岩陰や入り江で休みながら先を目指す。

だが釜谷港に入る直前がヒヤヒヤ。ウネリと堤防からの返し波がぶつかり嫌な感じ。せいぜい2m程のウネリで時間も5分程だったと思うけど、雨だか波飛沫なのかが強風に乗って全身に打ち付け、どよよんな天気も相まって気分はアリューシャン（笑）
宿のある釜谷港に入った時は、久しぶりに感じる安堵感でした。

その後は宿でお風呂に入って晩餐。盛り沢山な海の幸を肴に呑んで食べて・・・FCな皆様はカヤック以外にも何かしら拘った趣味をお持ちで興味深い。部屋での2次会も話しは尽きず、遅くまで呑み語らいました。

翌朝。昨日とは一転快晴＆弱風。早起き組は1時間程眺望の良い所までの散策を楽しんだ後は、名物のわっぱ煮の朝食。のんびりと支度をして9時頃の出発です。

今日はウネリはややあるものの周期は長く、天気も良くてコンデションは良好。
釜谷港から北上する西海岸は、多くの岩が立ち並び勇壮な風景が続くという事で、今旅最も楽しみにしていたルートです。

入り組んだ海岸線や狭い水路を、カヤックの機動性を活かして周密に散策して進む。碧く澄んだ海中から立ち並ぶ無数の岩塊は、まさしく海のロックガーデン。
かつて人の手によって造られたような整然とした造形で、アンコールワットの遺跡のような印象（ちょっとオーバー）。
そこをウネリを去なしながらカヤックで縫い進む気持ち良さ。シーカヤックっていいな。ウィスパーいいな。と思える瞬間です。

なんて感じで漕ぎ進み、途中で上陸してお昼を食べて最北端へ。
最北端を過ぎると内浦港の防波堤が見えてビクトリーロードを行くよう（笑）小さな島ではありましたが、達成感を感じながら内浦港へ。
艇を乾燥〜撤収した後、近くの日帰り温泉に入ってサッパリ。3:30発のフェリーで粟島を後にしました。

小さな島で、じつはちょっと舐めてましたが、そこはやはり大海原に浮かぶ孤島。今回はさほどでも無いのだろうけど海の怖さを改めて感じた。
正直、奄美の直後なので海風景の美しさや雄大さは物足りなく感じたけれど、週末だけを利用して、この旅感は他ではなかなか無いと思う。
なによりまたコミュニティが広がり、食と呑みの宴も楽しく、遊んだーって感じがして充実の週末でした。ご一緒いただいた皆様ありがとうございました！

じつは奄美以来、やっぱり海上でもPL使いたいな。いや必需だなと思っていたら
なんとNikonからPLが使える防水コンデジCOOLPIX AW100が発売された。
けど広角がちょい物足りないのとクチコミが今イチなので只今悶絶中。
夏休みがバリッと晴なら勢いで逝っちゃうんだけど・・・どうも天気が悪そうで(T^T)
沖縄と奄美で晴を使い切っちゃったかなあ。。。