Life with dog
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Waterproof on PL

第4の防水カメラ
Nikon D3 AF-S Micro60mmF2.8G
PLフィルターは必要無いとか嫌いなんて人も居るけど私は必要だと思う。
PLフィルターを通しての写真が、その時感じた感動に近いと思うから・・・
防水コンデジもPLが使えるものに。

カメラ=デジタルな昨今。
ホワイトバランスが自由に変えられ、撮影後の処理で解決出来る事も多くフィルターがほぼ不要になった。
だけどPLフィルターだけは、偏光効果だけはデジタル処理出来ない。
PLフィルターは単にコントラストを強くするもの。と思ってる人もいるけど、それは結果で本来は被写体の表面反射を抑える為のもの。
例えばビルやショーウィンドウの中身を撮ったり商品撮影などに使われ、反射光の光量をコントロールするフィルター。

虹
太陽光の屈折&反射によって見れる虹は、PLでよりハッキリと、又は消す事も出来る。


もちろん自然界にも多くの"反射"がある。
水面が代表だけど、葉の表裏(特に新緑や紅葉期)、岩壁、雪、引いては空気中にあるチリなど、光を反射する要素がいっぱい。
(ちなみに青空が濃く写るのは空気中に漂うチリの反射を抑えたから。だからチリの少ない高山や深い自然、雨上がりでは変化が少ない。)

紅葉
新緑や紅葉が白っぽく写るのは反射の為、全体露出もアンダーに成り、色褪せてしまう。


でもこれら自然界の"反射"は、肉眼や動画だと反射したりしなかったりの連続した動きを見てるので、反射の中にも水の透明度を感じたり、新緑の瑞々しさを感じたり出来る。

ところがコンマ何秒かの瞬間を捉える写真では、極端な話し全てが反射している瞬間になってしまうかもしれない。そうなると本来の色が判らないばかりか、適正な露出が得られなかったりでイメージした写真と違う写真になってしまう。ましてや偏光サングラス等をしていれば尚更だ。

記念写真や証拠写真は別として、瞬間の「キレー!」とか「スゴイ!」と感じた景色を捉えたくての写真だから、後に見たらあれ?こんなハズでは・・・なんて事が多い。

だからPLフィルターでの写真は、ある種現実とは違うかもしれないけれど、その場で感じた感動や撮りたかった風景に近く、私にはイメージしていた写真。なのです。

C-PLfilterの効果比較
↓PL-off                  ↓PL-on

PL1
PL4
PL2
PL3
photo by Nikon Coolpix AW100


なので防水カメラやコンデジにもPLフィルターが装着出来れば(あるにはあるけどスマートじゃなかったり防水じゃなかったり)・・・と思っていたら今年9月にNikon coolpix AW100が発売。
ニコン初の防水コンデジ。しかもフィルターホルダーがある!ということで買うタイミングを見計らっていたら・・・

よりによって今時珍しい位に評判が悪い(笑)その主なのは「ワイド時に画像の左側が流れる」というもの。中にはトイカメラ?なんて厳しい意見も。

もともと、人の意見は一応聞くけど、自分で体験しないと納得出来ないB型。万人がイイという物よりちょっとクセがある物が好きなB型。
ますます気になる一方、その為か価格はぐんぐん下がり、発売3ケ月余りでなんと半額近く。
ならフィルターが使えるってだけでも価値有りってことで導入してみました。

白 ホルダー PL ワイコン ワイコン


"左側の流れ"は言われてみればそうかな?って感じ、改善されたのか当たりなのか私的には気にならない。描写も今時のコンデジにしては確かにパッとしませんが、色収差が抑えられていて直感的にはイイんじゃない?という印象。
レンズ性能はちょっと疑問が残りますが、色あい&絵づくりはニコンらしさを感じます。
ただ少なくても描写で買うカメラでは無いと思います。

でもなにより、このカメラはフィルターホルダーという他には無いチャームポイントがある(光学メーカーとしては悲しいけど)。PLフィルターを使ったり、ワンコンやテレコンを使ったり・・・これまでに無い視点で楽しめるコンデジ。
カメラの基本性能はそこそこ、だけど防水&タフネスでPLが使える、GPS機能もある。更にはマイノリティさが魅力で、私向きのカメラでした。けっこう気に入ってます^^

Nikon Coolpix AW100 of example
神田 和光 GAp ビル
有楽町 銀座 アイリ バロン
photo tools : Edit
2011.12.16 Fri 15:34:: - :: -