Life with dog
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フィルターなしブーム。

埼玉の星野
Nikon coolpixA
coolpixAで埼玉の自宅から都心方向に向けて撮った夜空。

こんなに星があったのかとちと感動。
というか微細な光も解像するローパスフィルターレス。
写る星の等級域も広がり、さらにファンタジックになりそうで
今から来年の南の島が楽しみで仕方ありません。
ローパスレスデジイチならもっとなのか・・・
トップ写真はISO200 f2.8 12秒(各ノイズリダクションOFF)で1時間程インターバル撮影した写真をコンポジット。
さすがにこの大きさ↓の1枚1枚の写真では、星はモニターのゴミ?ホコリ?って感じです。

夜景
が、コンポジットしてみると非常に小さな(等級の低い)星まで写っている事が判ります。
トップ写真の元データ 3696×2448px 2.1MB
Mサイズ Jpegで撮って出し、コンポジットはStarStaXを使わせて頂いてます。

その昔、星空写真を撮ってるマニアな方々がフィルターを取ったり変更したりと改造してた理由を実感しました。

ついでに比較明コンポジットする様子を450倍速で動画にしてみました。




いろんなシーンで使ってみてのcoolpixAの不満点。
シャッターが1/2000sまでしかなく、ISOも100からなのでf2.8で撮れないシーンがある(ND必須か)
AF、とくにマクロモード(1m以内の被写体)だと遅い。ワンコ動態写真は無理。
日常では画角28mmはムズカシイ。自然のフィールドでは◎
以上、それだけ。

けっこう、というかかなり小難しい私なのに、これだけってスゴい事です。
("恋は盲目"状態って事なのかもしれませんが)
あまりに(コンデジが)気に入ったので、他も詳細に勉強してみたら・・・
newGRはもっとスゴかった。
もちろんAPS-C&ローパスフィルターレスだし
内臓ND有り、ssは1/4000〜300秒(5分)だし、インターバルも有り、
9枚虹彩絞りに、35・47mm相当になるクロップ撮影、更にはワイドコンバージョンレンズのオプション等々
不満点が凡そ解消されていて、性能面でcoolpixAの優位性は見当たらない。

でもまったく早まった。と思わない(初代GRdigital持ってますが使い難くて使って無いから)
ニコンデジイチユーザーで、覚えが悪くなっている年頃の方々(限定)
にはcoolpixAだと思います。以外の方はGR。

多勢に無勢な感じはありますが、とにかく使い易い。携帯し易い。
何時でもどんな時にも、思うままに使えるって大事だと思うんです。
チャンスに強いと思うんです。


に加えて、どうでも良かったローパスフィルターレスがスゴいからもう大変。

ローパスフィルターとは?
簡単に言うと、被写体のモアレや偽色の発生を防ぐもの。

デジタルカメラの映像素子は規則的に並んでいる為(フィルムの感光粒子は不規則)、画素ピッチを越える様な被写体(格子模様とか)を撮ると干渉し合いモアレが生じてしまう。
これが生じない様に予め微細にボカすのがローパスフィルターの役割。
つまり潜在能力的には解像度の高いものを少し落としてしまっているのだ。

  (では昨今何故ローパスレスが増えて来たのだろう?
   映像素子制作の技術やデジタル解析で低減出来るようになったきたから。
   マニアなユーザー(ソフト)なら低減出来るから。なのだと思う。)

と言う事は理屈では分かっていたのだけれど、どのみち使うのはwebがメインで縮小してしまうので、ローパスの有無しはあまり変らないと思っていた。(事実見る環境によってはあまり変わりない気もする。)
だが一度高解像の画を得てしまうと後戻り出来ないし、Retinaディスプレイでの違いはあきらかなのだ。
モニターも高詳細になるであろう将来、マニア向けモデルのローパスフィルターレス化は拡大していくように思う。
私的にはAPS-Cからフルサイズに変わった時と同じくらいエポックメイキングな進化だと思ってます。

というわけでD7100 or D800Eが今スゴーク気になってます。(なぜD610はフィルターレスじゃなかったのか)
ナノクリ+フィルターレスではどんな画が撮れるのだろう?考えただけでもワクワクしてしまいます。
あ、あとRX1Rも(早まってRX1買わなくて良かったとつくづく)




銀座
都心の中に居ても、たまにハッとするような美しい夕景に合う時があります。
そしてこれからの時期はイルミネーション。イチデジだとちょっと気が引けてしまう場面でもAならスマートにこなせそう。


クレーン
じつはクレーンフェチです。高所恐怖症ゆえのドライバーの敬いでしょうか。大きい程好きです。
何でも無い被写体なのにAだと何故かカメラを向けたくなる。


ガード下
強い太陽の射す添景からガード下まで。
ハイコントラストな状況ですが、日向は破綻せずガード裏でさえ潰れず。レンジの広さが伺えます。


kitte


kitte2
自然の風景も良いですが、建築物もローパスフィルターレスならではの再現性。モアレもありません。
緻密な描写で、等倍で見ると各テナントで扱っている値札まで見えそうです(ちょっと誇大)


東京駅
40mm画角程にトリミング。


新丸ビル
60mm画角程にトリミング。


郵便局
PLフィルター好きですが・・・
素のままがイイ。と思えてしまうコントラスト良好なレンズ。


food
小さくて撮像感度高くてボケもあり、食を撮るにも抜群なのではないでしょうか。


salad
ローパスフィルターレスならではの描写かな。緻密さからくる素晴らしい立体感。
autoWBも良好。


落書き
落書き。いけませんけど色使いが目についたので


マクロ
ノーファインダーでパチリ。


18.5mmのF2.8ということで、ほぼ開放&絞り優先で、というかPモードカメラ任せで片手で気軽に撮れてしまうんだけど、何故か両手でいろいろ操作して撮りたくなる。
もちろん操作し易いから、なんだけど、設定にリニアに反応してくれるカメラ。撮るのが楽しいのです。
photo tools : Edit
2013.10.11 Fri 17:22:: - :: -