Life with dog
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冬期赤岳へ

阿弥陀岳をバックに
Nikon coolpixA
雪山って魅力的なんだけど"行きたい"より"寒そう&遠い"が先行してしまうこの頃。
もう雪山はいいかな、とも思うんけど赤岳がちょっと心残りだった。
行くなら上雪が舞い始める前に行かないと。
と思っていたらkaikaito氏も興味ありとの事で一緒に行って来ました。

2014.2.1 ■美濃戸〜文三郎尾根〜赤岳(ピストン)■
天気:快晴(晴霞) 気温:-5℃(赤岳山荘)〜5℃(赤岳山荘)


渋滞
二人でも遠く感じるようになってしまった八ヶ岳。(実際片道200k近くある)
埼玉地元を3時半に出発し美濃戸口まであと一歩、という所で(まだ一般道なのに)氷結した路面にスタック?渋滞。更に険しくなる林道先の赤岳山荘スタートが大前提の二人に不安が過る。美濃戸口からだと往復1.5時間超プラス(しかも退屈な林道)なのです。


赤岳山荘
赤岳山荘まで行けなかったら帰ってバイクる?なんて冗談の様な本気の様な会話をしながら恐る恐る進むも、案外あっけなく赤岳山荘駐車場へ。車も多くて7時少し前の時点で80%くらい埋まっていました。
というわけで少し時間をロスして7時過ぎのスタート。


美濃戸山荘
まだ八ヶ岳稜線に陽は遮られていますが、既に明るく日が長くなった事を実感します。
赤岳山荘到着時の気温は-5℃。この時期としては暖かい方なんでしょうけどスゴく寒い感じがして着込んだら、行者小屋までは暑過ぎた。


樹林帯
暫し展望の無い樹林帯が続きます。
前回迷った南沢ルート。トレイルが明確で積雪期の方が安心で歩き易いです。


開けた
行者小屋までの中盤過ぎ、広い沢に出ると八ヶ岳稜線がどんと現れテンション上がります。良い天気になりそうです。


行者小屋
2時間程で行者小屋到着。ここでアイゼン&バルクラバなど雪山装備。
歩いていると暑かったけど停まるとメチャ寒い!手の感覚も無くなり真面目に凍傷の危機を感じる。寒さに強い、若いってイイなと思っていたkaikaito氏さえ指がヤバいという。
それを聞き、寒いと言うよりも彼も雪山モチベーション下がってるんだなと思いました(笑)

その先に神々しくそびえる赤岳。風も強そうで更に厳しくなるであろう環境。こんな状態で大丈夫なんだろうか?行者小屋で戻ろうかと本気で二人で思ったけど(そもそもさっきから心構えが成ってない)、この時期としては恐らく温かいはず、今日ダメなら一生ダメと思い、もう少し頑張ってみることに。


進む
赤岳へのルートは文三郎尾根を利用。陽射しが注ぎ展望が開けてくると身体の芯から暖かくなってくる。指の感覚が戻ってくると、グローブ1指に2本の指が入ってた事が判り、さっきはほんとヤバかったんだなと思った。


文三郎尾根
初めて歩く文三郎尾根。勾配ありますが雪が締まっていて、アイゼン&ピッケルがよく効き登り易い。


森林限界超え
急坂を登り森林限界を超えると視界が広がります。
と同時に強風が襲いますが景色良く、モチベーションは急上昇。この後は寒さも疲れも感じなかった。気持ちって大事。


尾根
雪を纏った阿弥陀岳、八ヶ岳主稜線の凍り具合が壮観です。
阿弥陀&中岳からの稜線との合流点に来ると更に展望が開け天気も良いですが、春霞みのような感じで遠望悪く、南アルプスでさえやっと見える感じ。


岩稜帯
時折吹き飛ばされそうな北西からの突風に耐えながら南側に回り込むと少し穏やかに。
ようやく山頂部が見えて、ここから先は岩と氷のミックス。
無雪期より登り易い感じがしました。


ミックス
山頂迄あと少し。人が多く難所では渋滞します。


登頂
程なく山頂(南峰)へ。来て良かったー!
そこそこの人で賑わっておりました。めちゃくちゃ風強くじっとしてられません。


北峰へ
北峰へは短いですが北西風強く更には突風も混じって油断なりません。


主稜線
北峰は更に風強く・・・風雪が舞い上がり、辛そうな主稜線。
帰路は地蔵尾根と思ってましたが、まともに風表を歩く事になるので、往路を折り返します。


帰還
行者小屋まで戻ってほっと&ホット。雪の赤岳、最高でした。
いやー朝ここで帰らなくて良かったよ(しみじみ)
朝とは違い陽射したっぷりで風も無く天国のようです。


赤岳
凍てつく八ヶ岳を眺めながらゆっくりランチして下山。
じつは最後の雪山、と思って来たのですが終わってみれば雪山やっぱ良い。
年に一度くらいは来てもいいな(何故上から?)と思ったのでした。

そして今回の美濃戸から赤岳をピストン。貧乏性ゆえ、せっかく八ヶ岳まで来たんだからとついつい足を伸ばしがちですが、少し余力を残して終わるのもいいものだと思った。(朝の行者小屋は別として)最後まで楽しく歩く事が出来ました。
それもこれも同行者が居たから。ソロだったら行者小屋で帰ってたかも、というか来なかったと思います。kaikaitoさんありがとう。


 FSP2.gif南沢から 壮観 八ヶ岳東腹 阿弥陀岳 雪山登山 岩稜帯 ミックス 主稜線 横岳 登頂






翌日、ヒルクライム行きましょうというkaikaito氏のお誘い(元気だ!)
でしたが、諸々あって今回はソロで平地100kmを目標にロードトレーニング。
image.jpg

最初の10kはダルくヒルクライムは無理だったと思ったけど、その後は調子が上がり、いつもよりむしろ脚が良く回ってる感じ。しかし調子に乗って走っていたら80kを過ぎた頃からガクンと失速。
荒川CRを降りての一般道はもうくたくたで、自宅近くの高架橋ではママチャリのおばちゃんに煽られ情けなかった。"脚売り切れ"というのを初めて感じた、脚をよく使った週末でした。


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Trekking report, BiCycle : Edit
2014.02.04 Tue 17:16:: - :: -