D2Xsの新たに加えられた機能に画像真正性検証機能というのがあります。
別売のソフトウェアで解析すると、撮影後に加工や編集など手が加えられていないかを、画像部と情報部に分けて確認できるというもの。
それって何に使うの？と思ったが
公的機関や報道など、画像の信頼性を証明する必要がある場合に有効なのだそうで個人で楽しむぶんにはまったく必要ない機能です。

でも今後、いっそうカメラがデジタル化してくると、例えばフォトコンテストなどには「画像に手を加えていないもの。画像真正性検証機能を提示したもの。」なんて条件がつく時代がくるかもしれません。

例えば赤富士やダイアモンド富士。それを求めて何日も滞在したり夜中から準備に励んだり苦労があるものだが、ある程度の写真があればPC上で簡単に作成可能な時代がくるだろうから。（現在でさえ手間はかかるが作成可能）
希少なシーンを、瞬間を切り取る写真から、創る写真へと変化していくのかもしれません。
（個人的には撮影の努力が楽しみだったり、思い描いていた写真を撮れた時の歓び〜が醍醐味だとは思いますが）

それは邪道だろ〜。なんて思っていても実際手を加えた方が撮影者の意図を如実に表していたり、見る側に感動を与えたりするのであれば写真として優れているという見方もあるのかも知れません。

先日Nikon Capture4のD-Lightingという機能について触れましたが、一部のコンデジではこれに近い画像解析が行われていたりしているそうで、コンデジの方がスナップは良く撮れると思ったりするのはそのせいだという話しもあります。
今日発売の一眼デジsony α100に搭載されているDレンジオプティマイザーなどは正しくカメラ内部でこの作業をしてしまうもので、実際ノーマルで撮るよりもよかったりするとそれは邪道だ。なんて言っていられなくなります。

まぁいずれにしても撮影技術とともに、デジタルデータをイジれる技術も習得しておく必要があるのは確かなような気もします。

で（前置きながいですが）
今度発売されるNikon Capture NX。ソフトも確実に進化しています。