Life with dog
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T5 California ファーストインプレ

T5
Volkswagen T5 California Comfortline edition
はじめてのキャンピングカー、しかも僅かな経験ですが
キャンプやアウトドアアクティビティで学んだライト&ファストの自由さ。
スタッキングやパッキングの大切さ。
長い実践経験によるモノ造り(配慮)の奥深さ。
などなど洗練されたアウトドアイクイップメントに通ずるフィロソフィーを感じるT5 california。
万人向けでは無いけど我家スタイルには良い感じです。

何度も書くけどランクルのV8-4.7Lが本当に良かったので、粗野に思えてしまうディーゼルエンジン(それでも昔の1KZ-TEに比べれば遥かに小音小振動)ではありますが、ワイドレンジな7速DSGがディーゼルターボの弱点を補い、高速域までスムーズでパワフル、そして省燃費。しっかりした足回りでストッピングパワーも秀逸。内装には革も木目も無いけど質感高く、合理的な装備&仕様と全てに於いてドイツ車らしい質実剛健を感じる車造り。
全般にちょっとクール過ぎる感はありますが、(冷蔵庫やシンク付きの車なのに!)久しぶりに駆け抜ける喜び(違うメーカーか)を感じてます。

未だランクルというか日本的なおもてなしの配慮への想いも断ち切れませんが、車本体として、客観的に見て非常に良く出来た車だと思う。(問題は耐久性)

T5と紅葉


加えてキャンパー加装も質実剛健。ガタやキシミ音一つしないコンパートメント。使う毎になるほどなと感じるレイアウト。最低限の装備ですが必要な物は全てあり、一つ一つが高品質に思います。

ダウンライト
冷蔵庫&シンク&ガスレンジ。
これらが無いビーチの方がベッドが広くていいと思っていた。絶対的な広さは確かにそうだけど、大人2人+αにはベット時はじめ何時でもカウンターがあると空間活用としては優れてる気がする。
シンク&ガスレンジ下は、給排水タンクは別にあるのでまるまる収納庫となり、車内中央部の位置とも相まって使い勝手が良い。テーブルの収まりも秀逸です。
照明は全てアンバー色LEDのダウンライトで省エネで良い雰囲気。


シンク
カウンター&収納庫が便利過ぎてオマケとして考えても良いシンク&ガスレンジですがあればやっぱり便利。ガスはCB缶仕様にしてもらってます。
欲を言えばせっかく30Lもの水を積めるので、水栓が伸縮して外に出せるかリヤ部にシャワーがあればより活用出来そうです。(唯一改善したい点)


カウンター
冷蔵庫&レンジの蓋は耐熱型板ガラスになっていて上品な感じ。ヒンジやロックも良く考えられていてガタが出ない構造。


冷蔵庫
冷蔵庫(45L)が常設してあるって便利だなと既に度々思います。
重いクーラーボックスを上げ下げしなくて良いし、Maxにすると冷凍食品も溶けないので、不意の買い物にも便利。普通乗用車に乗り換える事があってもコレだけは欲しい装備。


造形
コンパートメントもポップアップルーフ部もメーカーが造っているので造形が素晴らしく、当たり前ですがピッタリな感じが気持ちよい。見えないけど給排水タンクもデッドスペースを活かして良い仕事です。


椅子
リヤゲートに格納してあるチェア。スライドドアに格納してあるテーブル。
いつでもチェアやテーブルが入ってるって便利だし、最初に出して最後に仕舞える便利さってキャンプをやってる人なら判るはず。これかなり気に入ってます。


シェード
各窓はじめフロントピラーにもあるブラインドシェード。さっと引き出せるし少しだけ開ける事も出来る。何よりスマート。
※運転席と助手席はマグネット式の断熱マットが付属。


ペアガラス
断熱&遮音性に優れ今や住宅建材では当たり前になってきている複層ガラス。食住を共にするキャンピングカーでももちろんメリットはあるわけで、上記シェードと併せメーカーならではの施工。(フロント&運転席&助手席窓は単層熱遮断ガラス)


オーニング
キャンプ場など使用が限られてしまうオーニングですが、取り付け部に隙間無く雨が漏れず、支え無しで50cmまで張り出せるので雨天時にちょっとした庇として活躍。


モニター
電装品を集中管理&操作出来るセンターパネル。
稼働状態、消費電力、残容量、外気温などが一目で判別出来、走行中も充電状況が把握出来ます。サブバッテリーは80A×2の160Aで外部電源もとれます。
これを見てて思ったのですが、冷蔵庫にしてもFFヒーターにしても省エネに作られているんだなと感心。供給電流を見ていると充電システムも巧みな感じ、この辺の電装系も自動車メーカーが施しているので間違い無い感じがします。


Navi
左ハンドル。UK仕様の右ハンドルも選択出来るT5 Californiaなので当初は右と思っていたけど左で良かった。右ハンでもコンパートメントは左なので使い勝手が悪いと思う。
ナビはパイオニアのAVIC-VH0099Sをチョイス。十数年トヨタのメーカーナビだったので見難く操作が慣れないけど、アクセサリー接続が多岐で最新のAV機器は良く出来てる。ドライブレコーダーも付いているので火球や当たり屋に遭遇するのが楽しみです。


カリフォルニア


と大満足のCaliforniaですがマイナス面も

ポップルーフは"より"快適に。くらいに考えておいた方が良い。これからの時期だと上げると寒い(逆に夏場は快適そう)。上げて寝るシーンも限られる。
防水加工されているコットン幕ですが、雨天時に使うのは私的にはちょっと嫌。
ポップアップ必須のスタイル(4人家族とか)には適さないと思う。

(前の車より)燃費良く税金安くと、ランニングコストが安く済むと思ってましたが、型式の無い並行輸入車は保険会社が限られ、車両保険が驚く程高くて年間維持費はチャラな感じ。

タイヤも235/55/17と割と一般的なサイズなので冬タイヤも安く済むと思っていたら、車重があるのでロードインデックスの高いXLタイヤを指定。銘柄少なく割高です。ホイールも特殊なサイズで国内で見つかりません。

といろいろ落とし穴多く情報少なく、未だよく判らないスイッチや装備があり探求の日々。でもそんなミステリアスな所が楽しく新鮮です。
先日はtoolkitを開けてみたら脱着式のヒッチメンバーが入っていてビックリ。
まったく必要も興味も無い分野でしたが、何か引っ張りたくて仕方ないこの頃です(笑)



T5 Californiaの制作風景。
正確にはauto5000というVW生産子会社で造られているようです。



イタリア?を走っているとカッコ良く見える我editionのカリフォルニアア。
とりあえずMTBが欲しいです。



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T5 California trip tools : Edit
2014.11.21 Fri 01:23:: - :: -