カサラノ漕艇

今回も東名港からエントリーさせてもらいます。
前回懲りたので、今回は焦らず妥協せず確実にカサラノを組立る。
改めて美しいフォルム。そして考え抜かれたフレーム構造に感激。
完璧な仕上がり!に思えたのですが・・・

前回同様、潜ヶ浦水道で外海に出ようと思ったら上げ潮時(逆流)で遅々として進まず。なので逆周りで宮戸島を回ります。

風無くチョー穏やかな海況。
これほど穏やかな海でカサラノを漕ぐのは初めてですが、速い&気持ちイイ。
でも何か左に曲がるな・・・

鰐ケ淵水道を通って太平洋の大海原へ。この開放感とドキドキが堪りません。

がしかし進むに連れウネリが大きくなり波にバウが刺さってスピードが乗りません。
バウもスプレースカートも濡れっぱなしでスポーツって感じのパドリングもカサラノの醍醐味。パドルをさえ持っていれば不安はありませんが写真が撮れないのが難。

がしかし風も強くなってきて、この先更に悪くなるであろう海況にビビリ、Uターン。浦戸諸島を回ります。

内海に入るとウソの様に穏やか。笠原氏曰くKhatsalanoとは北米原住民の言葉で「”湖”の支配者」という意味らしく、それを納得。穏やかな所を漕いでいた方が気持ち良いです。

それでもカサラノだとGPSを集中して見る気がしなくて、現在地が良く判りません。こっちか?

と思ったら行き止まりだったりでプチ迷子状態。

内海は栄養豊富な感じで透明度悪いです。

ここは抜けられそう。

(長いので)上陸地も限られ、2時間彷徨ってようやく上陸。足シビレたー
落ち着いてGPS見たら、思っていた所と全然違う所におりました。

小さな島々ですが各々に集落があって人の逞しさを感じる。
その島々に守られ津波の壊滅的な被害を受けなかった言われる松島市街。内海の島々の集落も健在です。

海カヤックが身近に感じられる穏やかで情緒豊かなフィールド。
穏やかだと左曲がりがやっぱり気になる。ちゃんと組んだハズなんだけどな

4時間程漕いで14時過ぎ帰港。
漕ぐより見ていたい気がしてしまうカサラノ。この艇がもう造られないかもしれないと思うと残念でなりません。

でじっくり艇を見たらスターンがこんなに曲がって組んでた>_<
つか何でこんなになってしまうの?カサラノは色んな意味でシビアな艇だなと改めて感じました。

バラしながら原因を探るもよく判らなかった。

陽がずいぶん短くなってしまいました。
外海荒れてても楽しめるし、エントリー地は綺麗でファルト組立&撤収に最高。牡蠣はじめ海の幸も豊富で奥松島良い所です。暫く東北漕ぎが続きそうです。
SUP & kayak > 東北の海 Feathercraft > Khatsalano-S, SUP & kayak, report : Edit
2015.11.26 Thu 22:17:: - :: -
2015.11.26 Thu 22:17:: - :: -