アイスワールド雲竜渓谷
降雪直後の晴になりそうな日曜日。
波は無さそうだし(カヤック日和ではありますが)
こんな時は雪山でしょ。と思ったらだいぶ落ち着いてきたらしいkaikaito氏が雲竜渓谷に行くと言う。
ピーク無く緩い感じだったので今イチ興味が無かった雲竜渓谷。
でも氷瀑・氷柱は圧巻らしくこの時期限定のお楽しみ。
独りで雪山も寂しいし、良い機会なのでご一緒させて頂く事にしました。
kaikaito氏のNewカイエンで埼玉を5時に出発。真っ暗な東北道は濃霧が立ち籠めていた。
がしかし陽が上がるに連れ、日光有料に入るとすっかり晴れて快晴に。昨日はけっこうな雪が降ったようで奥日光の山々はじめ雪国ムード満点でモチベーション上がります。
フルタイム4WD(オフロードモード付)にスタッドレスタイヤと雪道装備は万全。
なのですが何とも高そーな295/35/21インチという極太タイヤは接地圧弱そー、更にはフルエアロで地上高低く(私的には)一抹の不安を抱えながら、雪の豊かな林道をガンガン登る。何か雪を擦る音がスゴいんですけど(全然落ち着いてないkaikaito氏)
下山する車とすれ違い時にゲート付近は満車状態だと聞き、だいぶ手前になってしまうようですが瀧尾神社駐車場に留めさせてもらうことに。カイエンはラッセル車の様になってました(汗)
私は私でサンダルで来てて大変だった(雪遊びの心得忘れてる)
のんびり支度をして8時前、山友のTさんと3人で出発。既に雪が豊富です。
40分程歩いてゲートへ到着。もちろん満車でここまでの道中も路肩に駐車する車がいっぱい。夏でも冬でも昨今駐車マナーの悪さが目立ちます。そんなに歩きたくなければ山へ来るなと言いたい。というか落ち着かないと思うのですが
林道ですが雪いっぱいでほぼ雪山。
林道なので傾斜は緩いですがつづら折りで長いのです。
展望台というピークを越えると更に雪は深くなり登り下りを繰り返す。
林道からようやく沢へ。渡渉や凍ってる所もあるというのでここからはアイゼンを装着して臨みます。
緩い川沿い歩きかと思いきや、急な下りあり
渡渉あり
急登あり。を繰り返し。
ほぼ平坦なルートだと思っていたのでレイヤリングに失敗。暑くて大汗
山と違って目標がはっきり捉えられなくて抑揚がありません。
そして突然に氷柱が出現。おおー
要はつららでしょ?と思っていたけど大きさ・規模とも想像以上です。
あっちもこっちもツララだらけです。
そしていよいよ核心部に到着。氷柱スゴイ!
何度も訪れているkaikaito氏曰く、今年は今イチ不出来らしいですが圧巻です。
氷柱の裏に入れるというので、一応上を確認しながら素早く入り込む。見上げるのも怖い
巨大な氷柱。蒼いです。
付近には崩落した氷柱が溶けずに山積みになってます。そしてそこかしこで落氷する音が響く(怖)
長居は無用なので更に先の氷瀑へ向かいます。
でその先がけっこう険しくてビックリ。
丁度ここら辺、左側はオーバーハングしていて滑ったら一貫の終りです。
そして氷瀑がドドンと。雲竜瀑と言うのだそうです。
滝壺?まで降りると更に大迫力。大きさ高さは乗鞍の善五郎の滝の比ではありません。水が滴っていてまだまだ大きくなりそう
反対側の鉢に登ってパチり。季節の移ろいを感じる自然の造形。美しいです。
氷の世界ですが陽が射すとポカポカと暖かく雲竜瀑を見ながらランチして下山します。
雲竜渓谷 - Spherical Image - RICOH THETA
帰路につく頃になると濃いガスが出て来ましたが駐車場まで降りると晴れてた。
ピークは無いけどけっこう高い地であった事を実感。意外に歩き堪えもあって調べたら距離は往復で15km、累積標高差(上り)は1000mもあるそうで立派な山歩きです。
そして氷瀑・氷柱は圧巻で一見の価値有り。いずれにしても初めての地は新鮮でいいです。独りだったら行かなかったと思うので良い経験になりました。ご一緒いただいたお二人に感謝です。