通常のテント縦走する荷物に加え、数十キロのハイビジョン機材を担いで道なき道を行き、時にはいつ取材チャンスが訪れるとも判らない未踏の地での野営待機。
しかも映っていればイイというレベルではない。私はそれほど詳しくないが、恐らくアルピニスト誰もが求めているだろう四季折々の風景の連続にただただ息をのむ。
瞬間を写す写真は、刻々と変わる風景の一番美しい時だけを収めればいいが、動画はその前後の過程も大事、恐らく何度となく失敗を繰り返し、また何度も脚を運び、何日も待った映像なのだろう。
スチール写真では表現出来ない自然の息吹を実感することが出来る。
アマチュアにはとても真似出来ない技術と忍耐力と時間にプロフェッショナル魂を感じる番組だ。

このNHKハイビジョン特集シリーズはお気に入りで、山以外の特集以外も興味深い番組が放映される。
民放には出来ないコスト度外視（語弊があるかもしれませんが）した構成はNHKならでは。
NHKは受信料の不払い運動で、財政がかなり逼迫しているという。
今年からは約1200人の職員を減らし、さらに回収に人をさいて行くのだという。
ひょっとするともうこの手の番組は出来なくなるのではないか？なんていう声さえあり、非常に残念に思う。
こんな番組を続けてくれるのなら私は喜んで払うんですけどね。
ガンバレ〜NHK！。

NHK 日本の名峰オフィシャルサイト
ハイビジョン特集放送予定
見逃した。という方も9月に再放送がありますよ。