八重山トリップDAY2
いよいよ初めての西表島です。
日没が遅い分、日の出が遅い。
6時ですが埼玉の5時前の感覚。ちょっと二日酔い。
夜は埼玉より涼しくエアコン無しで寝れました。
朝食付だったので軽く朝ごはんを食べて、暫く浴びられないであろうシャワーでサッパリしてチェックアウト。少し早めに出て朝の繁華街をふらふら散歩しながら離島ターミナルに向かいます。
ふと見るとyu-jiKさんが前を歩いてる。
離島ターミナル内の店舗ブースに並ぶ沖縄弁当群。日常的なモーニングよりこっちがよかった。失敗
でもこの島サンドめちゃ美味しそうだったので西表に持って行きます。→旨かった。
でわチョッチュ行ってきまーす。
西表は二つのフェリー港があり、今回は南の大原港に向かう。@1500円40分位
今旅のグッドコンデションを予感させる穏やかな石西礁湖。
前回小浜島に行った時は転覆するんじゃないか思うほど揺れたけど、まるで地上を走るバスの様に進む高速艇。
大原港に迎えに来てくれた赤塚氏と合流して、暑いだろうからと東屋で艇を組み立て。
日差しが強くて南国に来ていることを実感。
大汗で組立、まだ日陰でよかった。
スロープに移動して、買い出ししてパッキング開始。
今回、食は全て用意してくれるとの事ですが、一応のドライフードと乾き物、それと3泊分のアルコール含めた飲み物と水を多めに持ったのでいつも以上の容量。ですが余裕で入ってしまうK1、なんと4-5番リブ間がまるまる空いてしまい共同装備の20qtくらいの食材boxと鍋が入ってしまう。頼もしい!
ソロならフルサイズカメラ一式も楽々、いろいろ積めそうで漕ぎ旅のイメージが広がる。
でわ出発。なんだかんだで11時30分でした。
赤塚氏はこの後与那国島遠征で使うためK1ではなくリジッド艇。K1三艇じゃないのがちと残念。
荷物満載でのK1、どっしり安定感があって良い感じです。ただスピード乗るまで重い。
港近くとはいえ、思ったより透明度悪くてこんなもんなのかと思った。(この時は)
南風見崎に差し掛かると海綺麗になってきた。
超浅のリーフ内。浅くて水温も高く照り返しも強く暑い!
微妙なフォローの風で最悪。無風状態の中を漕いでる様で辛い。
まだ身体が慣れていないのかとにかく暑くて水上なのに滝汗。
ランチのため上陸。
待ってました!とばかりに海にドボンするも温泉みたいな水温。ぜんぜん気持ち良くない。
そんな中休む間も無くお昼ご飯を作る赤塚氏。
ありがたいやらこそばゆいような慣れないので何か落ち着かない。
yu-jiKさんは日陰でダウン。とにかく暑いんです。
ツアー1食目は野草を薬味にした島豆腐入り八重山そば。
暑くて食欲も無いところですが、塩分と汁気がいい感じでした。いつもなら100%行動食で済ませる所だけどちゃんと食べると気分転換になる。
食べてちょっと落ち着くとグッドなロケーションであった事に気づく。
西表島はほぼこんなサンゴ砂と砂岩の入り混じったアイボリー色なんだそうです。
目前はリーフの海が広がります。
(潮が引いてきて)閉じ込められちゃうので出発。注意しないと座礁します。
これまでずっとリーフ内でしたが外海に出ます。
リーフには(リーフ内の水を吐き出す為流れが強く珊瑚が育たないため)必ず切れ目があるそうで、その切れ目は引き潮の今は川のように流れ出てて興味深かった。出るのは楽だけど入るのは難儀そう。
リーフ外も至って穏やか。水温も少し下がり涼しくなると思いきや、陽射しが強くなり暑い!太陽が近い感じがする。
海に浸かりたい〜
休憩時はこんな感じで出来れば飛び込みたい感じ。スプレースカートは外しっぱなし
来島にあたりここ最近の気温を見てきたけど、これまでの南国、奄美大島などと変わり無く、暑さはあまり心配していなかったのですが想定外の暑さ。既に2Lのポカリを飲み干しちゃって水と海水なめてます。
バケツを用意して海水を頭から浴びながら漕ぐ。カメラは水滴だらけになっちゃって見苦しくなるけどそんな事言ってられません。
本日一応の目的の海岸に到着。予定ではココでキャンプの予定でしたが、日陰無いしウミガメの産卵跡がいっぱいあり、産卵シーズンなのでもう少し先でキャンプする事に。
ですがちょっと一休み。干潮時で浜に上がれないので海上に係留して
上から見るとこんな感じ。珊瑚が造った天然のプールの様になってます。
こんな事やっててクールダウンしなかったのがこの後マズい結果に
更に先へ。もう既に怖いくらいの透明度ですが、この先は一漕ぎ一漕ぎ透明度が増して行くらしい。
今日の最終目的地になる鹿川湾(湾と言っても人智の及ばない大自然)に入ると身体に異変が。手足の指はこむら返りだらけだし目眩がする。ゴールは目前なのに身体が動かなくなってしまう。何故かカメラもピントが合わなくなった。
熱中症になってしまった様で身体が思う様に動かず普通に漕げば数分の所を休み休み漕ぐ。もう直ぐそこなのに遠かった。お二人に心配&迷惑かけました。
這う様にゴールして、海へドボン。
ここまで来ると水冷たくて気持ちイイ。正気に戻ってきました。
復活して、カンパーイ☆じつは浜到着直後にyu-jiKさんが用意してくれた冷たい経口補水液を飲んだ後だったけどウマかった!
ココをキャンプ地としたのは早めに日陰になり清流があるかららしい。
日陰ありがたい。太陽さえ遮れれば気温は埼玉より低いので楽。
さらに真水でサッパリして気持ち良い。まさに楽園
20kmちょいだったらしいですが40kmくらい漕いだ様な疲労感。
そんな中、赤塚氏は今宵の魚(肴)を穫りに潜りに行くと言う。まったく頭が下がります。
我々はテントを張るのみ。楽なんだけどなんか申し訳ない感じ。
ウマそうなヤツが居ましたよー。と戻って来て間髪入れず捌く
手際の良さが半端無い。またたくまに三枚におろして
半身は生で、半身は炙って刺身。アラや中骨は汁の出汁にと、食べ切れるだけの魚を余す所無く調理します。
お店の、生かされてだけの水槽から取り出した魚を"活づくり"というならコレは何と言うのだろう。
刺し盛。魚の名前忘れちゃったけど淡白なんだけど脂も良く乗っていて、こんないくらでも食べられる刺身って初めて。南国フィッシュはあまり美味しい印象無かったんだけど、今旅で認識を改めた。
南国の昼は長い。20時ですが明るいです。でもだいぶ過ごし易くなって美味しい肴を囲んでの宴、最高です!
呑みながらも傍らの焚火でなにやら造ってくれてます。
ザ・カヤックキャンプって感じです。
見渡す限り人造の灯り無く、電子の目にも光害を感じない漆黒。
天の川もハッキリ見える満天の星空。この星空はほんと一見の価値ありです。
〆はアボガドタコスライスとさっきのお魚のアラ汁。どちらもウマい。
22時を過ぎに月出。南国だと月も明るい感じがする。
月明かりの風景もまた美しいですが、いろいろ疲れもあって日をまたぐ前に就寝。
明日も良い天気らしいです。