初秋の南八ヶ岳
今夏は天気の巡り合わせが悪くて行けていなかった山歩き。雪の無い時に一回は行っておきたいなと思っていたら良い天気になりそうな週末。
前週は佐渡の海でバロン&アイリとも充分に遊べたし、秋の気配もちょっとありそう。
なら山でしょー。と当初はお友達と行く予定でしたがタイミング合わずソロで。
山を始めた頃から憧れだった北アルプス・氷河公園&南岳で日の移り変わりと秋を楽しむのだ。というものでしたが・・・
自分の中では頑張って自宅をAM1:30に出発するも・・・あかんだな駐車場への到着予定はAM7:00。すっかり間隔が鈍っていて5時頃には着くと思ってました。(北アルプス遠くなってない?)
遠いなと思いつつ中央道で向うもやっぱり遠い!帰りもある!もう帰りたい(爆)
ということで八ヶ岳PAで再検討、日帰り八ヶ岳にあいなりました(弱)
前週は佐渡の海でバロン&アイリとも充分に遊べたし、秋の気配もちょっとありそう。
なら山でしょー。と当初はお友達と行く予定でしたがタイミング合わずソロで。
山を始めた頃から憧れだった北アルプス・氷河公園&南岳で日の移り変わりと秋を楽しむのだ。というものでしたが・・・
自分の中では頑張って自宅をAM1:30に出発するも・・・あかんだな駐車場への到着予定はAM7:00。すっかり間隔が鈍っていて5時頃には着くと思ってました。(北アルプス遠くなってない?)
遠いなと思いつつ中央道で向うもやっぱり遠い!帰りもある!もう帰りたい(爆)
ということで八ヶ岳PAで再検討、日帰り八ヶ岳にあいなりました(弱)
■阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳(美濃戸からの周回)■
2013.9.28 天気:快晴 気温:-2℃(行者小屋)〜18℃
2013.9.28 天気:快晴 気温:-2℃(行者小屋)〜18℃
初めての無雪期の八ヶ岳。積雪期の下見を兼ねて八ヶ岳主稜線を美濃戸から周遊してみました。

赤岳山荘には4:30頃到着。美濃戸口からの導線は積雪期に比べ凹凸激しく、ここまで車で来てしまう人は少ないんだろうなとちょっと後ろめたい気持ちで到着したら、既にほぼ満車でした。
テン泊ザックから日帰りザック(一応持って来てた。確信犯?)に整え5時過ぎ出発。

美濃戸分岐。右(南沢)へのルートは初めてです。

暫く林道を歩く北沢ルートとは違い、即山道ですが良く整備されていて明確で歩き易い。
「注意!南沢ルート道迷い多し」なんて看板があるけど、迷うって?よっぽどボケーッと歩いてる人なんだろうな。困ったものです。

八ヶ岳らしく苔ムシて来ました。苔が足下までビッチリ
潤い溢れる登山道です。それにしても苔って踏まれても強いんですね足跡が分かりません。

で潤いたっぷりな行き止まりの沢へ。って迷ってました(爆)困ったおっさんです。
途中から何か違うなと思いつつGPSで見る限り、何処かで合流出来るハズ!(この考えが遭難を招く?)と思っていたけどこの上らしい(汗)ジタバタしようにもどうにもならず、諦めて戻り登り返します(泣)

次第に沢が開けてきて八ヶ岳が見えて来ました。
まだまだ陽が入らない南沢はめちゃくちゃ寒く、色づいてる樹々もチラホラと出て来ました。

程なく行者小屋到着。温度計では-2℃ですが、先週まで海で潜っていた身にはかなり堪えます。寒過ぎる!テーブル&椅子がガビガビに凍ってます。

テン場はボチボチで意外に少ない気がしました。赤岳鉱泉より私的には好みかな。
バックには黄金に輝く阿弥陀岳。
止まっていると身体が冷えるので進みます。

赤岳(文三郎尾根)と中岳・阿弥陀岳の分岐。
ここから文三郎尾根で赤岳を目指すつもりでしたが、団体さんが先行していてちょっと渋滞ぎみだったので中岳方面へ行ってみる事に。

中岳との鞍部に出ると権現岳と富士山が。おー
と同時に太陽燦々、暖かい・・・

快晴&順光の空に吊られ、予定には無かった阿弥陀岳へ。
登りは思った程ではないけど下りは嫌だなーと思いながら山頂へ。

思ったより広くて好きなタイプの山頂部でした。もっと険しいと思ってました。

そして展望良く360度の大パノラマ。北アルプス、中央アルプス、南アルプス・・・ほとんど全ての山が見渡せます。槍穂曇ってりゃいいのに良い天気(性悪)

暫し休憩(撮影)して赤岳への稜線を歩きます。まずは中岳。

中岳はちょっとした起伏って感じでした。思うんだけど岳と山と峰の基準ってあるのかな?
ぽかぽかと暖かく、右に権現岳&富士山、左に八ヶ岳稜線を眺めながらの気持ち良い稜線です。

程なく本来歩く予定だった文三郎尾根と合流。
その後階段&鎖場でぐんぐん標高を上げる。緩くだらだら長いより好きです。登りは

まもなく赤岳山頂というところで有名なワンコに抜かされました。
こんな所も自ら登るんだ!スゲエ

赤岳登頂は9時半頃。大勢の人で賑わってました。
無雪期、というか主稜線を歩くと八ヶ岳は信仰の深いお山なのだと実感します。

富士山&白根三山もバッチリ。

さっきのワンコはHANAちゃんと言います。私など足下にも及ばないスーパーハイカーなのです。
外国人である飼い主さんのサイト。行動も山の写真も感心ですが、健気に同行するHANAちゃんのカットがほっこり微笑ましくて素敵なのです。このサイトを見ていると、山でのワンコ云々について諍うのが馬鹿らしくも思えてしまう。のはワンコ飼いだからだろうか。

さていよいよ八ヶ岳の主稜線を北へ歩きます。
風弱く快晴&順光でこの上無いコンデション。

赤岳天望荘から赤岳を振り返る。

横岳(三叉峰)は遠くから見たらどこ登るんだろ?
なんか怖そうだなと思ったけどそうでもありませんでした。
前常念岳の時に思ったんだけど(高所恐怖症だけど)両手両足を使って登るのは好きかもしれません。でも下るのはおっかないです。

三叉峰を過ぎると人はまばらになり、平坦な部分も出て来てセルフ撮りをする余裕も。
ちょっとルートを外れてセルフを楽しみましたが、演技過ぎで没のオンパレードでした。

最後の峰となる横岳(奥の院)。

ここが今回一番おっかなかったです。奥の院からの下り。

岩稜帯途中から見た硫黄岳。
ここから何処をどうやって歩けばアソコに行くんだ?ってくらい入り組んでます。
積雪期はちょっと違うらしいけどココ嫌だな。

広い稜線鞍部にある硫黄岳山荘。
テン場があればぜひ泊まってみたいロケーションです。

硫黄岳山頂部は冬とあまり変りません。
ここはスゴい人でアベックがめちゃ多かった。

風も無くぽかぽかだったので、今日歩いてきた稜線を眺めながらランチ。
後ちょっとお昼寝。

赤岩の頭の分岐部は白砂でまるで雪山。
オーレン小屋から登ってくる人が多かったです。

硫黄岳ー赤岳鉱泉は積雪期の方が断然歩き易いです。こんな遠かったっけ?って感じでした。
土曜日14時過ぎなのに、テン場はがらがらでした。

生ビールうまそ。いっそ呑んで泊まってしまおうか・・・

と思ってしまう程気持ちの良い天気でした。テント持ってくれば良かった
それにしても人、特に若い人が多くて華やかですね無雪期の八ヶ岳。
登りも下りも辛いのに何故か後引く山歩き。
なら楽に歩けるようになれば楽しいだけなのでは?と折々体力作りに励んでますが、結局は長く歩かないと(苦労しないと)物足りない。かといって長く歩けばそれだけ感動が多いかと言うとそうでも無い。
何事もやり初めが新鮮で楽しいです。欲しいモノもいっぱいあって・・・
でcoolpixAを手に入れて思ったのは、いっそUL化を目指してみようかと思ったり。
行動範囲は広がるし、歩いている時の景色の見え方も違ってくると思う。
これまでの日帰り+α位の重量でテン泊が出来れば、気が向いたら(呑みたくなったら)テン泊する。何て事も出来るハズ。
なにより物欲が活性化し、試行錯誤が増えてモチベーションが上がるかな・・・まずはザックとテントを何にする?などと思いながら帰路につきました。
いや、あの時あそこで生ビールが飲みたかっただけなのかもしれません。(なら小屋泊すれば?と思うなかれ。何か欲しいモノを見つけたいのです。)