ここの所、ただ気持ち良いだけの山歩きが続き、寒さも距離もまだまだいける！
と思って調子に乗って臨んだのは、以前テン泊で行った鳳凰三山の一峰となる薬師岳。

メインの登山口となる夜叉神の森からは標高差1400m弱で20km超と、先日行った雲取山と単純に数字だけ見るとほぼ同じスケール感。
雲取山での往復は7時間ほどだったので、もう少し累積標高差があっても、雪山である事を考えても10時間で往復出来るだろう。とグッドコンデションを待っていたら・・・

長野にも上雪が舞い始め、鳳凰山もようやく雪山らしくなって来た様子。
でもココはあまり降り過ぎても、夜叉神の森までの道路が通行止めになってしまい、タイミングが難しい。

この週末は、1/20より通行止めだった南アルプス林道は1/24からの一次開通が継続し、登山ルートもトレイルが明確な感じ。しかも天気が良くなりそう。ということでこれはチャンスと、kaikaitoさんと行ってきたのですが・・・

というわけで展望も美しい雪景色も無く、ただ寒く辛いだけの山行。
このルートは天気が良くても展望の無い樹林帯が続くので心が凍みる。
モチベーションを保つのが難しい。

降雪から2週程経過したので、踏み固められて歩き易い雪道。
と思いきやサラサラな粉雪で気温も低い上固まらない。
登山者も少ないので、風でも吹けばトレイルはリセットされてしまう。
自分の力で雪道を漕ぎ分けて歩ける体力が無いと、本当の雪山はダメなんだと悟りました。
こてんぱんにやられた気分(T^T)

・・・でもそれも良かったのかも。
雪山だろうとCTを上回って歩けるようになったと勘違いしていた自分。
カヤックの転覆でもそうだけど、挫折を味わうと慎重になる。
ここらでガツンと自然の厳しさ＆己の力量の無さが判って有意義でした。

この薬師岳が終わったら
"ボーコン沢ノ頭"からまっ白な北岳を見るのが目標だったけど、こりゃ無理だ。
もっと身体を造って出直します。
つか寒いのやっぱダメだわ＞＜