以前エントリーした「フルサイズは必要か？」という記事。
フルサイズは必要ないけど魅力的。なんてなんか締まりの無い記事だったけど
今でも思いは変らず、やはりフルサイズの必要性というのは感じないし
レンズだってズームの方が断然便利だと思う。開放値もF3.5もあれば充分。
取り留めてボケを尊大に活かした写真が好きでもないし
D5100に18-200を付けて持ち歩くのが自分には合っているのだと思う。
けどフルサイズ＋大口径単焦点。
理屈じゃない魅力がある。ネックは嵩張るってこと。

最近とても気になってるカメラがある。
昨年暮れに発売されたSONY DSC-RX1だ
だが当初は"高級なコンデジ"ぐらいにしか思ってなかった
大口径のレンズにそこそこの（大きさの）映像素子なんだろうな。くらいな感じ。
この手のコンデジは散々使ったけど、
やはりあまり自分には合わなくて興味が無くなっていたのだ。

ところが昨今物欲リスト最上位に急浮上。
気になるようになったのは街で女性が使っているのを見たのがきっかけ。
素朴で素敵な女性が無造作に持っている感じがカッコ良かったのだ。
SONYのロゴはガッファテープで隠されていたけど（それがまたカッコいい）
RX1の文字が印象に残った。

はて？RX1って？と調べて見るとSONYのあのカメラだ。
で詳細を知って驚いた
なんとフルサイズの映像素子を積んでいると言う！
そしてレンズはT*コーティングを施したカールツァイスゾナー35/f2。
値段もびっくり。

いやはや、これは迂闊でした。こんなスゴいカメラだったとは・・・
まさにフルサイズ＋大口径単焦点コンパクト。
なんて思い切った商品を世に出したのかとまずは商品企画に感動してしまった。
キヤノンもニコンも作れなかったカメラをSONYが作った。
いやSONYだから出来たのか。
車で言えばLEXUS IS Fみたいな感じだ。

そうなると夢中に歯止めが利かないB型。
調べれば調べる程魅力的なこのカメラ。
描写性能もただものでは無かったのです。

一つのレンズに固定してボディをチューニングしてる為、
フルサイズ一眼レフ＋大口径単焦点より優れているとのレビュー多数。
特に外国での高評価が目につく様に思います。
Leica使いのカメラマンSteve Huff氏も絶賛
Sony RX1 vs Nikon D4+35mmm f/1.4Gなんて記事も見つけた。
自分の中では抜群だと思った35mmm f/1.4Gだけど、RX1の方がボケが綺麗という記事。コントラストも高い気がする。
大好きなPHOTO YODOBASHIのK氏のレビュー

何れも掲載の写真が素敵過ぎで、
コンパクトなカメラで撮ったとは思えない重厚で透明感のある描写に萌える。

このボディサイズゆえ、いろいろと欠点もあるけどオンリーワンのコンセプト。
とにかく今欲しいカメラの中ではNo.1です。（No.2はD600）
ま。ワンコ撮影がメインの私には必要なく、D600の方が賢い選択だと思う。
でも必要無いけど欲しいモノが欲しいのです（笑）

Nikon D3+35mmm f/1.4Gも何か色アセて感じてしまいます。