Life with dog
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Feathercraft 1年経過

永遠の青を漕ぐ
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↑は6月に行った沖縄・万座毛のイメージ合成でウソ写真です(^^;;
ですが、あながちウソでも妄想でもありません。
実際にココをこんな感じで漕いできました。

夢だったこんなロケーションでのカヤックを現実のものにしてくれているFeathercraft。
買う前に思った
フェザークラフトだと旅をしたくなるのか?それともフェザーじゃないとダメなのか?
などなどの疑問。
少しだけ、解ってきたような気がしています・・・ですがまた悩んでます。

何度も書いているけどFC艇にして大きく変わった周辺環境。
コミュニティが広がり、漕旅の達人方と知り合えたし、ご一緒して学んだ事も多い。
おかげで行動範囲はぐっと広がり、経験値も少しづつ上がってるように思う。
FCならではの恩恵であり、マインド&技術面で大きく進歩した。

達人方と漕旅
奄美での漕旅の達人方とのキャンプツーリングは本当に有意義だった。


加えてハード面でも海が身近なものに。
それは操舵性とか安心感とか感覚的なものもあるけれど、私的に大きかったのはアフターケアが楽になった事。

道具は大雑把にガシガシ使うけど、いつでも気持ち良く稼働出来る状態にして終えないと気持ち悪い私。
ARFEQなどのPVC加工されている布地の船体布は、海から上がってそのままにしておくと塩が浮きベトベトして、シミになったり、またチャック部は可動しなくなったりするので、"塩抜き"しないと(絶対ダメってわけじゃないけど)気持ち悪い。
だから現場に水を持ち行ったり、帰ってから後日組立てて洗ったりフレームの塩抜きしたり・・・これがじつに面倒で億劫で、気持ち的に漕行スタイルやフィールドが限られていた。


だがFC艇ではその"塩抜き"作業は必要じゃない。むしろカビの発生が抑えられ"塩抜き"しない方が良いと言う船体布。FCで独自開発された優れたウレタン素材で巧みな技術で作られている。
ということはセタスさんのFCテクノロジーで読んではいたけど、ピンと来ていなかった。(むしろPVCでいいから価格を安くして欲しいとさえ思っていた。)


カフナ&ウィスパー
FCならではのデッキ&ハル素材と高い技術で形成された船体

ところが実際使ってみて驚いた。(塩抜きが)物理的に必要ないだけじゃなく、気持ち的に必要ない。しかも防水性がスゴくて丈夫で質感もイイと素敵過ぎる船体布。
さらに、艇内に(ほぼ)水が侵入しない構造・工夫があるからフレームもそのまま。万一塩水が入ってしまってもボーシールドというコーティング材で腐食を防ぐ万全ぶり。これぞケアレス・ウィスパー(違)

だから帰宅しての作業が無く、海漕ぎしても現場で終了(しかも早く)する歯切れの良さが漕行スタイルを変える。撤収場所を選ばないし、休日をフルに活用出来る様になり、結果海へ行く機会が増え、行動範囲も広がるのだ。
この現場で全て完了するのは、ある意味リジッド艇より楽だと思ったりする。
(ちなみにカフナもウィスパーも購入後未だ一度も塩抜き&水洗いしていない。)

撤収
内部が濡れず水洗い無く乾燥も早いので、急げば30分強でパッキング終了。


とまあこれは魅力の一部に過ぎませんが随所に感じる創意工夫に納得。
更には大きめに作られたトラベルバックやコンパクトになるカート等々、アクセサリー類も海旅する為の工夫がいっぱいで、海を前提にし・・・というか海水使用が当たり前の、使う人が造ってるメーカーの気配りを感じます。

さらに言うと
畳まなくても保管出来るお家事情の国のメーカーが作った(敢えて)畳める艇と
畳めた方がマーケットの拡大に繋がる国のメーカーが作った畳める艇では、単純に優劣はつけれませんが、使用想定シーンやターゲットが違うという印象。

基本made in Japanが好きな私。日本で使うのだから日本人が造るものが一番と思っているけど、海(山も)と言うグローバルな環境下ではそれは当てはまらないのかも。やはりアウトドアやレクリエーショナルに長けている国の製品は優れていると改めて感じています。

などなどFC艇をこの1年使ってみての印象を簡単にまとめると
「見てカッコ良く、乗って楽しく、ケアが楽。」

見た目が好みだと一緒に居て飽きない。→旅のパートナーになる。
乗って安心感があるから大海原にも漕ぎ出せる。
乗って楽しいからずっと漕ぎたくなる。→長時間乗れる。
軽量&コンパクトになり、アフターケアが楽。→億劫じゃなくなる。

でもやはり理屈じゃなくて要は
何かモチベーションが上がるのです!

everblue
優れた操舵性を産むデザイン。機能が伴った仕上。まさに機能美。


当初は"畳めないと所有出来ない"という家事情から来る後ろ向きな理由で購入したファルト艇。だからいつでもリジッド艇に対する憧れや羨ましさがあったけど、以上の理由と畳める自由さを知ってしまい、まったく興味が無くなった。
のはイイけど、ますますFeathercraftにハマることに。。。

目下の悩みは現在の円高。カフナを買った時より15円以上も安くなってるCA$。
もう少し安かったら重さも価格も頑張れるのに・・・と思っていたKlondikeがまさにそんな価格で手に入る為替状況&麻痺した金銭感覚。
もっと安くなるのかな?と期待する一方、ビジネス経済的にはそろそろ下げ止まって欲しいから今が買い時とも思いたく、悩む。

(改めて書くけど)
本当の夢は家族みんなで、バロン&アイリも一緒にエバーブルーの海を旅する事。ソロはそのロケハンに過ぎないから(念の為言う)、いつかは欲しいFCダブル艇。

やはり本当に必要なのか?という課題は残りますが、FC艇なら海がもっと身近になりそうで。ワンと一緒に乗ってるシーンを見るに連れKlondikeを、ならいっそのこと安定感抜群の究極のダブル艇と言われるK2 EXPを頑張った方が良いのか、はたまた何色にするのか、悶絶してます(汗)


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Feathercraft HPより無断拝借してますm(_ _)m
SUP & kayak Feathercraft, tools : Edit
2011.11.22 Tue 18:01:: - :: -